今月のウクライナ-176

で、ウラル山脈周辺の連中です。
今月のウクライナ-175」の地図を参照しつつ、目を通して下され。

ネネツ
ヤマロネネツ自治管区.jpgヤマロ・ネネツ自治管区  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=39714414による

ネネツの家族.jpgネネツの家族  ウイキより
CC 表示 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=623030

YDNA N97%世界で N 系統が最も高頻度に見られる民族。
いわゆるサモエード。
現在ではサーミ人と呼ばれるラップ人は、ここから派生したと考えられる。
隣接するエネツ人、ガナサン人は同系。
言語はサモエード語(ウラル諸語に属する)。
隣接するもう一つの民族にセリクプ人がおり、
彼らは言語的にはサモエード系であるが、
YDNA 的には Q に属するので、彼らに関しては Q のところで紹介します。
狩猟、漁労、トナカイの遊牧で生計を立てる。
犬ぞりのサモエード犬が有名。
N が 97% ということと上記の家族写真から、
古代遼河流域に住んでいた N はそもそも東アジア系の顔立ちであったのは確実。
上記家族写真にはわずかにロシアの血が見られる気もします。
血のつながる家族であるのは間違いない WWW。


ガナサン人
ガナサン人.jpgガナサンの家族  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=22564126による

N92%
ウラル語族サモエード語派に属すガナサン語を話す。
写真は結構インパクトあるかと・・・。


ハンティ人
ハンティ人.jpgハンティの老人  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1819761による

ハンティの家族.jpgハンティの家族  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=25214666による

N76.6%
マンシ人とはもともと同族。マジャール人とも近い。
言語はオビ・ウゴル諸語に分類され、マジャール語に近い。
モンゴル帝国の頃は西シベリア汗国に服属していた。
写真を見る限りロシア系と相当混交しているように見えるが、
N8 割も占めることから、
父系による部族としての地位は安泰であったようだ。
狩猟・漁猟・トナカイ飼育が基本のなりわい。


マンシ人
マンシ人.jpg
マンシの家族  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=22145712による
前掲のハンティの右端のおばさんの親類か?

N は高~中頻度。
もとはハンティと同族のオビ・ウゴル諸語に属する。


コミ人 
コミ人.jpgコミ人の女性たち  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3368923による

N が 35.1%、R1a が 33.0%、R1b が 16.0%。
別の調査では N が 61.2%、R1a が 32.7%。
写真を見る限り、やはり冷涼~湿潤~日照不足が揃うと
欧州系の形質が生存に有利となるのだろうか?
言語的にはウラル語族のフィン・ウゴル系に属する。
近隣のウドムルト人、マリ人、モルドヴィン人※(モクシャ、エルジャ)
などと近い。
※モルドヴィアとモルドバは違うので、注意!

以上、ウラル山脈を中心とした N 系の連中をご紹介しました。
次回は引き続き簡単に Q を紹介後、シベリアを東進していきます。

今月の微生物

先月の後半には夏日まで到来した地域もあった日本列島ですが、
この一週間は打って変わって真冬の日々。
おかげさまで、ン十年ぶりに風邪をひき、
木曜~金曜、研究所をお休みしてしまいました。
鼻水~熱~咳の三拍子揃った普通感冒です。
何とか本日はある程度持ち直し、ブログを書いてます。
まだ少しクラクラしますが・・・。
で、大豆麹乳酸菌発酵液のおかげで普段は元気いっぱいのセンセですが、
坂城に来て以来、感染症で七転八倒したことが 3 回あります。
本日はそのお話をします。

1回目の七転八倒
坂城に来て研究所の 2 階に住み込みで働きだしたセンセですが、
当初は真面目に朝昼晩と自炊しておりました。
で、お昼用としてカレーを作りますが、
玉ねぎをみじん切りにしてわざわざ購入した中華鍋で炒め、
鶏肉も痛めた後にこれもわざわざ購入した寸胴鍋に入れ、
地元 S&B のカレー粉に加えて
ガラムマサラやら丁字やらナツメグやらの各種香辛料を加え、
長時間ぐつぐつ煮込んだ本格的なヤツです。
で、毎日これを作るのは面倒なので、
大きな寸胴で作ったものを冷蔵庫で保管し、
昼ごとによそって食べる、
ということをしておりました。
で、作って 2~3 日後には熟成しているような気がして美味しい、
などと勝手に感じてましたが、
4~5 日もすると酸っぱくなりだした・・・。
で、本人は一端(いっぱし)の乳酸菌学者だと思っているので
「ははあ、これは乳酸菌発酵によるものだな、むしろ体に良いに違いない」
などと勝手に考えて気にせずにパクパク食べておりました。
で、その晩は腹痛でベッドの上でのたうち回るという羽目に・・・。

恐らく、Clostridium perfringens
いわゆるウエルシュ菌が繁殖したためだと思われます。
ウエルシュ菌は耐熱性の芽胞(がほう)を産生する嫌気性菌の一種で、
しばしば食中毒の原因菌ともなります。
特にセンセがやっちまったような
「カレーの作り置き」のようなケースで発生が見られます。
加熱するのでほとんどの菌は死にますが、
芽胞は耐熱性なので生き残ります。
そういう状態では芽胞の数は少ないので食べても全く問題はありませんが、
冷えたカレーを再加熱する際に芽胞が目覚め、繁殖し始めます。
再加熱したカレーを冷蔵庫に放置する際には
再度繁殖に適正な温度帯を通過することとなりますので、
再加熱~冷却を繰り返すことで芽胞がどんどん増えていきます。
ウエルシュ菌はタンパク分解菌ですので
繁殖するとアルカリに傾く傾向にあると思いますが、
同時に乳糖やマンニトールなどの糖を分解して酸を産生しますので、
センセのカレーが酸っぱくなったのは、
カレー中のタンパクよりも糖の分解が勝った結果なのかも知れません。
この点、よく分かりません。
単に加熱が不十分だったので、
Weissella 属の耐熱性乳酸菌などが生き残って
繁殖した結果なのかもしれません。
いずれにしましても、
何事においても身をもって試してみないと気が済まない、
細菌学者であるセンセの面目躍如たる第 1 回目の七転八倒でありました。


2 回目の七転八倒
若いころのセンセはよせばいいのに何かと投資話に乗るクセがあり、
昔の NHK の特番で、
東北のとある業者が開発した「水槽のブクブク発生装置」を用いて金魚を飼うと
金魚がクジラのごとく巨大化する、という番組を見た。
で、番組では普通の金魚、ワキンだかリュウキンだか覚えてませんが、
が、30 × 60 cm 水槽いっぱいに身動きも取れないほどに大きくなった姿が
映し出されておりました。
もちろんクジラには及びませんが・・・。
金魚も池などで長く飼っていると結構大きくなるのは
経験的に分かっておりましたが、
番組によれば、極めて短期間で巨大化するということで、
そのメカニズムとしては、
ブクブク機械の秘密の仕掛けにより水分子が電離して酸素分子が発生する、
この酸素分子はプラスの電荷を保持しており、
マイナスの電荷を保持して体の酸化の原因となる活性酸素とは異なる、
これを体内に取り込むことにより金魚の代謝系が活性化し、
魚の活動量が増加する、
その結果、餌の食い込みが増して体重増加につながり、体も大きくなる、
とのことでした。
で、あのアップルも当初はガレージを利用して初代パソコンを作り上げたとか
そういう話が大好きなセンセは、
何しろ天下の「NHK の 9 時の特番」ということもあり、
これは買いだ!と思って懇意の証券会社を通して手配してもらい、
少なからずの株式を購入した。未上場です!当然。
会社は「上場する!」と宣言しており、
上場前の株を密かに買ったセンセは上場と同時に大金持ちだ!
何しろ天下の「NHK の 9 時の特番」の保証付きだ!
矢でも鉄砲でも持って来~い!

で、発生するブクブクには殺菌~殺ウイルス効果もあるらしく、
これを用いて陸上に設けたプールで色々な魚の養殖にも応用しているらしい。
で、ほどなくして株主優待の一環でしょうが
ブクブクで養殖した生ガキをたくさん送ってきた。
で、やれ嬉しやとばかりに早速に封を開け、
ササッと水道水で洗ってポン酢で食べた。
美味しかった。
で、布団に入ってしばらくすると、どうもおなかの調子がおかしい、
と思う間もなく、布団の上で七転八倒の苦しむ羽目に・・・。
ノロウイルスであろう・・・。

3 回目の七転八倒
ノロウイルスの抑止効果はなかったブクブク装置ですが、
会社は、人間用のブクブク装置を開発した。
めげないセンセ、これを一台購入して、お風呂で使い始めた。
会社の広告によれば、
温泉などでしばしば発生するレジオネラ菌汚染を防止する効果もあり、
これを設置した温泉施設では大変好評とのこと。

レジオネラ菌は在郷軍人病の原因菌であり、
Legionella pneumophila が学名です。
レジオネラは「連隊の菌」というくらいの意味で、
ニューモフィラは「肺炎を引き起こしがち」というくらいの意味です。
因みに、アイビー系のネクタイの一つであるレジメンタル・タイは、
昔の英国(スコットランド?)の軍隊において、
各連隊を一見して区別するために、
連隊ごとに決まった模様のネクタイを割り充てられたことから
派生したものです。
で、在郷軍人病の名の由来は、
1976 年の米国で執り行われた在郷軍人の会で、
当時、会場で使われていた空調設備で繁殖していた菌が
空調を通して会場に蔓延し、
多くがおじいちゃんであった在郷軍人の方々に感染して
184 名が肺炎を発症し、
うち 29 名が死亡するという大惨事を引き起こしたことから
名付けられた病名です。
原因菌を追及した結果、とあるグラム陰性桿菌が分離され、
「在郷軍人に肺炎を引き起こした細菌」ということで
Legionella pneumophila と正式に命名された、ということらしいです。

で、ブクブクに戻りますが、レジオネラ菌発生防止効果だけでなく、
ブクブクが体表面を刺激し、皮膚の新陳代謝を促し、
湯気と共に体内に吸収される活性化酸素(活性酸素ではありませぬ)が
代謝系を活性化する結果、金魚と同じように、活力が発生する、
との会社の説明です。
で、普段はシャワー一辺倒で
浴槽にお湯を溜めて浸かるのは真冬の一時期しかないセンセですが、
よしよし今日は人間用ブクブクの真価をしっかりと試してやろうじゃないか、
とばかりに
1 年振りに浴槽にお湯を溜めた。
アパートの風呂はスイッチ一つで自動的にお湯を満たしてくれるので、
ブクブク装置を浴槽の底に配置し、その後にお風呂のスイッチを押した。
ゴゴゴゴゴと音がして、お湯がお風呂の給湯器から流れてきた。
一年ぶりということで、ナンカ、黒いゴミみたいなものも一緒に流れてきたが、
細かいことにはこだわらないセンセ、
気にせずにそのままお湯を貼り、
次にブクブク装置のスイッチを入れると、たくさんの泡が発生してきた。
で、期待を込めて浴槽に浸かり、
極楽極楽とか言いながら深呼吸して、
体に良いとパンフで謳われている活性化酸素(活性酸素ではありませぬ)を
肺の奥まで吸い込んだ。
どこかで嗅いだような甘い臭いがする。
あ、これは殺菌灯を点けたときに発生する臭いだ、オゾンだな!※
とすぐに分かった。
※大量のオゾンは体に害があります。
で、体もポカポカしたので風呂から上がって夕食を食べて TV なんぞを見て
時間通りに布団に入った。
で、ほどなく、まさにほどなく、
体の内部から急激な「何か」が発生~拡散してくるのが分かった。
「なんじゃ、こりゃ?」
と思う間もなく心臓がバクバクし始めた。
体温が急上昇しているのだ!
で、たちまち頭が朦朧としてきてウンウンうなされ始めた。

この時は三日三晩七転八倒の日々を送った。

三日の間、仕事ができなかったのは当たり前であるが、
体に鞭打って這いつくばりながらも何とか生活だけはした。
で、幸運にも四日目には回復し、仕事に復帰できた。
で、普通の風邪は言うまでもなく、
インフルエンザ感染の経験もあるセンセでしたが、
今回の転帰~症状は両者とはいくつかの点で異なり、
入浴の数時間後に急激な発熱症状にいきなり襲われたことなどから、
1 年間使用していなかった浴槽の給湯器内に残っていた水の中で
何らかの病原菌が発生~繁殖したが、
これを洗浄することなく浴槽に湯を満たした結果、
菌によって満たされた湯舟に身を浸けることとなった。
これに加え、菌はブクブクによって泡と共に浴槽から大気中に拡散し、
これを「体に良い」と勘違いしたオトコが何度も深呼吸した結果
肺の奥まで容易に浸透~拡散することとなった。
冷たくて暗い給湯器の中で蠢く(うごめく)アメーバの体内で
1 年間ガマンして過ごしてきた菌は、
37 ℃という願ってもない好条件下にいきなり置かれる形となり、
♪ ワ~イとばかりに急激に仲間を増やし始めた。
加えて、レジオネラ菌の潜伏期間は
通常は 2 日から 10 日くらいと言われているが、
センセのバヤイは数時間後には急激な症状に見舞われたことから、
よっぽど大量の菌を一気に吸い込んだらしい。
常時、肺の奥に駐留する肺胞マクロファージが緊急に対応し、
増殖し始めた菌を手あたり次第に貪食し始めたが、
何しろ「体に良い」と思って一生懸命に深呼吸したおかげで敵の数が多い!
加えてレジオネラ菌にはマクロファージ内で生き延びる能力もある!
これではイカン!と考えたマクロファージは、急遽、
TNF-α のような炎症性サイトカインを産生して
緊急事態が発生したことを体全体に発信した結果、
急激な体温の上昇として体が速やかに反応した、
ということだと思います。
で、非常に激しい反応でしたが、三日で収まったところをみると、
いわゆる自然免疫系による反応だけで終息した、
特異抗体の産生を含む獲得免疫系の発動には至らなかった、
ということなのでしょう。
普段から飲んでいる大豆麹乳酸菌培養液のおかげかも知れませぬ。※
※今年の夏までには、大豆麴乳酸菌発酵液の自然免疫賦活効果
論文として発表する予定です。
但し、残念ながら、
ここで述べたセンセの人体実験の結果ではありませぬ・・・。

で、以上の顛末を考えると、
この時に感染した菌がレジオネラ菌であるのはほぼ間違いなく、
温泉施設のみならず、家庭の浴槽に付随している給湯器でも
長期の未使用後に使う段においては、
沸かして廃棄を数回繰り返したのちに使用することが鉄則だと思います。
これをやらずにそのまま湯舟に満たし、
さらにはブクブクの泡と共に立ち上る湯の煙を体に良いと勘違いして
スーハスーハ胸の奥まで深呼吸して吸い込むなんぞは
神をも恐れぬ愚かな所業だと言わざるを得ませぬ!

センセは敬虔なる無神教の信徒ですが・・・。

また、件(くだん)の会社のブクブク発生装置は、
センセの身を挺しての実験結果から、
少なくともノロウイルスとレジオネラ菌には効果が無い!
との結論に達しました。

で、このブクブク会社ですが、その後の東北を襲った大地震の被害を被り、
以降は消息不明です。
センセが投資したン~~~万円も、
ブクブクの泡と共に霧の彼方へ雲散霧消になり終わり果てぬ・・・。

しかしながら七転び八起き、
センセの場合は十転び五起きくらいのアベレージですが、
こういう痛い目に会った過去の経験が経験知となり、
その後に生かされる、
あるいは生かされて欲しい、
ということですので、
少なくとも若いうちは
過剰に過ぎるほどのチャレンジ精神旺盛のオトコが買い!
ということだと思います。
オンナの方も同じだと思いますが・・・。

で、以上、坂城に来てから 3 回も七転八倒を繰り返したセンセでしたが、
いずれのケースも病院に行かず、
ましてや救急車も呼ばず、
ひたすら自らの体調の推移を観察し続けたという、
ナカナカ見られない奇特なオトコだと我ながら思いますが、
事実は単に 009 に電話するのがめんどくさかっただけですが、
まず間違いなく、
家族を支える立場におありの多くの善男善女の方々は、
ブクブクへの投資を含め、
あまりマネはされない方が宜しかろう、とは、つくづく思います・・・。



今月のウクライナ-175

さて、というわけで、シベリア少数民族の主な連中を
北欧 → 中央シベリア → 北東シベリアの順に
ごくごく簡単に紹介していきます。
中にはフィンランド人やマジャール人のように、
少数ではない民族もおります。

サモエード、フィンウゴル語族.jpg中央の茶色い帯はウラル山脈です。


サーミ人
サーミ人.jpg
ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=95948による

いわゆるラップ人。
YDNA N 48%I(クロマニヨン系)が 31%
フィン・ウゴル語。


フィン人
シモヘイヘ.jpg
冬戦争時の有名な狙撃兵、シモ・ヘイヘ  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=18849139による

N 61%、I 29%、R1a (イラン・ロシア系)5%、R1b (西南欧州系)3.5%。
フィン・ウゴル語。
近隣のカレリア人、エストニア人などもお仲間です。
ラトビア人とリトアニア人の両者は R1aN をほぼ半々に持っているので
アジア系と欧州系の混合民族だと思われますが、
話す言葉は印欧系です。


マジャール人
オルバーン首相.jpg
ハンガリーのオルバーン首相  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=126469722による

R1a 26.1%、R1b 19.2%、I 16.4%、N 3.2%、Q 2.3%。
その他のタイプも多く含む。
マジャール語(ハンガリー語)はウラル語族に含まれる。
ブログでも何度かお話したように、
元々はアジア系でウラル語族に含まれ、
ウラル山脈南麓あたりに住んでいたが、
次第に南下してブルガールなどと混交し、
ハンガリー盆地でも色んな欧州系と混交して中欧の強国となり、
モンゴルの侵攻も撃退したまではよかったが、
オスマントルコには痛めつけられ、
その後はハプスブルグと手を組んで大帝国を作り上げたが、
第一次世界大戦後は没落し、
一時はソ連の衛星国となり果ててしまうが、
ソ連崩壊後には NATO~EU への加盟を果たし、
ヤレヤレとは思ったものの、
現首相がクセのあるオトコなので、
現在は欧州のお荷物的存在となっている。← 個人的見解です WWW。

マジャール人の移動.gifマジャール人の移動経路と時代の推移  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4039601による

まだまだ続きます。

今月のウクライナ-174

アマゾンの密林地帯、
ベネズエラとブラジルにまたがる領域に住む、
荒っぽい生活で有名なヤノマミ族の写真を載せます。

ヤノマミの子供たち.jpgヤノマミ族の子供たち  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1602664による
顔に刺してある爪楊枝とか竹ひごを引っこ抜いたら、
単なる日本の小学生に見えます WWW。
まだカワイイけれど、
そのうち荒っぽくなります。


ヤノマミインディアンは、
「戦争はヒトの本能に由来するのか否か?」的な論争において
文化人類学からの証拠として常に引き合いに出される部族ですが、
ここではこの問題には立ち入らず、
単に表面的な形質のみに関してお話したいと思います。

今月のウクライナ-100」で取り上げたケット人ですが、
ウイキによれば、Q の割合が 93.7% とのことです。
写真は 1913 年に撮られたものらしいですが、
「スカーフを脱いだ、あまりお風呂に入らない普通のロシア農民」
と言っても納得してしまう写真です。
で、「今月のウクライナ-168」で述べたように、
スー族やらシャイアン族やらの草原インディアンの顔立ちは
鼻っ柱の高いワシ鼻が多く、蒙古皺襞もほとんど見られないことから、
Q の由来も考慮に入れて、
Q は本来的には白人種的な人々であったのでは?」と考えましたが、
フェゴ島先住民やアマゾン部族の顔立ちを見る限り、
白人種的形質はほとんど見当たりません。

ならばケット人はどうなのか?
Q9 割以上もあるにもかかわらず、なぜ白人的顔立ちなのか?
ということですが、
最も可能性が高いのは、
ケットのオトコがロシアのオンナを女房とした、ということです。

この場合のオトコ、オンナは、あくまで、
XY 染色体による性決定メカニズムに基づいて定義される概念、
であることにご注意ください。
あ~めんどくさい。
YDNA の仕組みに関してはすでに何度もお話しましたので、
ご自身でおさらいして下され。

で、近世におけるロシア人(コサックを含む)の東方拡大政策の中で
シベリアの少数民族の一つに過ぎないケット人が
ロシア人と混血する状況を考えると、
センセは、
Q が薄まる方向で混血が進むであろうと考えたので、
非常に高い Q の割合を持つケット人が白人的顔立ちを有する理由は、
P から派生した QR の片割れが欧州人となったということもあり、
さらには草原インディアンの顔立ちも
単なる東北アジア人とは大きく異なることもありというわけで、
Q は、基本的には、白人種的であったのではなかろうか?
と考えたわけであります。

けれども Q そのものである南米インディオの形質を見る限り、
当初のセンセの考えは間違っていたと言わざるを得ません。

で、遼河地方からえっちらおっちらやってきたフィンランドの連中もまた
高い N を維持したまま
「昔から白人種でした」みたいな顔をして澄ましているところをみると、
ケット人は、現在では極めて少数派とはなってしまっているけど、
過去においては、
部族としてのアイデンティティを維持するだけのプライドが強かった、
生活力も強かった、
ケンカも強かった、
などと想像もされます。

また、言語学的にも、
彼らの言葉と草原インディアンの言葉との間には関係性が認められる
とのことです。

一方で、ウイキによれば、
ケット人の mtDNA には東南アジア由来のものが 3 割弱ある、
とのことなので、
一体どのような素性を持つ部族なのか、
ナカナカ頭が痛くなる連中ではあります。





今月のウクライナ-173

さて、現在のイラン辺りで QR に分岐した P ですが、
Q の多くと一部の R は北上して北東部に向かった一方で、
多くの R は西進して欧州方面へ向かったようです。

分岐年代は 2 万 7000 年くらい前から 4 万 5000 年前と、
研究者の間で隔たりがあるようです。
縄文人の先祖が日本列島にたどり着いたのを 4 万年前とすると、
やはり QR は新しい連中とは言えます。

で、Q がシベリアを東進して
氷河期のベーリング海峡を渡って北米大陸に到着した時期についても
従来は 1 万 6000 年前ころと考えられておりましたが、
数年前の足跡の発見から 2 万 1000~3000 年前と唱える連中もおり、
これも議論があるようです。
ここでは細かなところは置いといて、いずれにしましても、
到着した連中はどんどこ南下し、数千年後には
とうとう最終的に南米最南端のフェゴ島にまで達してしまいました。

フェゴ島住民.jpgフェゴ島の住民  ウイキより
Martin Gusinde - 新光社 編「世界地理風俗大系. 別巻〔第3〕」1931年発行https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1876894Världskulturmuseet, Göteborg: 006646, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=98509210による
フェゴ島の部族の一つ、セルクナム族=オナ族の家族

アメリカ先住民に関しては、北米ではその後に C2 の連中が混じり、
西部劇で有名なシャイアン族とかスー族とかになっていくのですが、
南米のインディアン=インディオは YDNA 的にはほぼ Q 一色ですので、
このフェゴ島住民の写真は
そもそもの Q の顔立ちを示すものとして重要だと思います。
今月のウクライナ-168」で Q は白人種の可能性を指摘しましたが、
この写真を見る限りは現在の欧州人種とは相当に異なります。
母親はオノ・ヨーコの妹みたいなカンジです。個人的感想ですが・・・。
セルクナム族の写真をもう一枚載せます。

セルクナム族の子供.jpgセルクナム族の子供たち  ウイキより
Template:Padre Alberto de Agostini, SDB - Libro Treinta años en Tierra del Fuego. p 306,Världskulturmuseet, Göteborg: 006632, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6392929による
可愛いですね!
白人種よりも北東アジア人種の特徴がむしろより強く表れていると思います。

この写真が撮られたのが 1898 年頃とのことで、
当時のチリとアルゼンチン政府の弾圧が一層の激しさを増していた頃です。
先住民を文字通り狩猟の対象としていたようです。
オーストラリアのタスマニア島と同じです。

それでもクジラだけは許せない、とのことですが WWWWWWWWW。

カラパイアにもフェゴ島先住民の写真が多く載っているので、貼っておきます。
フェゴ島は南極大陸に最も近い寒い所ですが、彼らは、基本、裸族です。
シベリアからベーリング海峡を渡ってきたころの時代を
すっかり忘れてしまっているようですね WWW。




今月のウクライナ-172

さて、契丹についてお話する前に、
トルコ~モンゴル~ツングースに共通の YDNA のハプロ、C2 について
より詳しく突っ込んでいこうと考えましたが、
そうなりますと、
C2 に文化的に大きく影響を与えたと思われる N の話をする必要がありますし、
そうなりますと、
C2N の拡散により生じたシベリアの少数民族の話をしたくなりますし、
そうなりますと、
彼らに影響を及ぼした Q の話が必要となりますし、
そうなりますと、
アメリカ・インディアンに言及するのは必定、
ということとなりまして、
結局のところ、地球上の人類みな兄弟、という結論となりそうです。

で、N に関してはこのブログでも至る所で顔を出しているので
ここで詳しく彼らに言及することはありませんが、
Q に関しては「今月のウクライナ-100」でケット人について述べただけなので、
まずはこれをやっつけてしまいます。

基本的に、YDNA は分岐の古い順に A、B、C、D・・・と並んでますので
Q は比較的近い時代に分岐したハプロタイプということになります。
O、P、Q、R という順番ですので、
QRP から分岐した、ということになります。
因みに R は、主として、いわゆる欧州の白人種を構成するハプロです。
これも以前の印欧語族の拡散の時にお話しました。

で、初めに簡単に QR の祖型である P について話しますが、
ウイキに載っている P の内容が少し可笑しいです。
というか、混乱します。
フィリピンのルソン島に住むネグリトの一種、アエタ族に
P* が高頻度で見られるとのことですが、
ウイキの K で調べると、
アエタで高頻度に見られるのは K2b であり、
アエタではその他にミトコンドリア DNA (mtDNA) の P が多く見られる、
と書いてあります。
YDNA P の祖型が K2b であり、これは、
ニューギニアに多く見られる MS の祖型でもあります。
つまり、YDNA の PMS と祖型を共有する、ということです。

従いまして、ウイキの K の項目が正しいとすれば、
アエタ族は P よりも古い系統であり、
ニューギニア高地人はネグリトから分岐した可能性が示唆されます。
納得できます。

アエタ族の少女.jpgアエタ族の少女  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4267127による

一方で、ウイキの P の項目ではアエタは P* と書いてありますので、
P から QR が派生したとすると、
QR 共に例のスンダランド辺りが起源となり、
これを図示した YDNA マップもネットでありますが、
YDNA の K を調べると、
これは祖型の IJK から誕生したと書かれており、
K → P → QR の流れは
現在のイラン~アフガニスタン辺りで生じた可能性が指摘されてますので、
ウイキの P の項目は間違いなのか、あるいはたぶん
YDNA の分類はしょっちゅう変わるので、
未だ分類が未確定であったころのアエタの結果が P* として載っている、
あるいは mtDNA と混同してしまったか、
のいずれかであると思います。
P** は分類未確定を意味しますので、
前者が正しいかと思います。
で、これを混同したヒトがそのままマップを描いてしまった、
ということかと思いますが・・・。

一応、下に、個人的には比較的正しいと考えている YDNAマップを載せますので
ご覧になって下され。
但し、この図も C2 C3 となっているなど、2013 年に発表された図なので、
細部には何かと異論があるかと思いますが・・・。
個人的には、縄文人のハプロである D2 が中央アジア経由なので、
これに異議を申し立てたいです。

YDNA haplofroups.jpgウィキメディア・コモンズより
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:World_Map_of_Y-DNA_Haplogroups.png
細かくて見えないと思いますので、
是非、リンク先を開いて拡大して見て下され。

YDNA にせよ何にせよ、
新たな発見によってこれまでの風景が一変するのが人類学、
あるいは科学と言うべきか、
の宿命ですので、
知識を常に新たにする努力が重要であるのは間違いのないところですが、
同時に、
常に本質を見極めようとする意志を持たないと、
あれやこれや、
単に流行に振り回されるだけの人間となり終わり果てるのも明らかですので、
センセのようなおふざけたブログと言えども、
逐一書き足していくのはナカナカ難しい作業ではあるなあ、
とは感じています・・・。
楽しいけど WWW。


今月のウクライナ-171

今月のウクライナ-160」で
「最後の実験となるかも・・・」と述べたセンセですが、
先週はまたみっちりとマウスを用いた実験を 1 週間立て続けに行いました。
疲れました・・・。
で、結果ですが、んんんん・・・何とも・・・。
も少し詳しく結果を分析して、結論を出したいと思います。
事によるとまだしばらく実験が続く可能性も・・・。

さて、そうこうしているうちに世界情勢にも幾分の展開が生じてきました。
まず、激戦が行われてきたウクライナ東部のアウディーイウカですが、
陥落しました。
陥落、と言う物言いは可笑しいかもしれず、
「戦術的撤退」がむしろ適切だとは思いますが、
昔の日本軍の「転進」とは異なり、
文字通りの戦術的撤退なのだろうとは思います。
けれども、アウディーイウカがロシアの手に渡ったのは事実です。
アウディーイウカの突出部は、当初から、あまり戦略的価値は無い、
あれはロシア軍を引き付けて挽き肉の山を築く戦略だ、
とも言われてきましたが、
実際にそのような経緯をたどり、
刑務所からガンガン送られてきた囚人兵は文字通りに挽き肉化され、
同時に多量のロシア軍戦車~車両が屑鉄の山と化しました。
このようにしてロシア軍の相当数を東部に引き付けている間に
ウクライナ軍はドニエプル川を渡って橋頭保を設け、
南部攻勢を仕掛けていたわけですが、
如何せん兵隊~兵器~弾薬すべてが足りず、攻勢も停滞し、
結局はアウディーイウカ撤退のやむなきに至った、ということでしょう。
ロシア軍は、今後はアウディーイウカの兵力を他方面に向ける可能性もあり、
そうなりますとウクライナは南部橋頭保も放棄し、
東部戦線も、より西方に移動する可能性も生じます。

早急な弾薬の供給が望まれるわけですが、
共和党の反対により米国の追加資金供与が停滞しております。
弾薬不足はこれが最大の原因なのでしょうが、
独仏がウクライナと単独の安保協定を結び、
両国は軍備の追加支援を約束するなど、
良いニュースもあります。

軍事ではありませんが、
プーチンに対する最大の反対勢力のシンボルであったナワリヌイ氏が
収監されていた極北の監獄で死にました。
「突然死症候群」だそうです。
「ああそうか、突然死症候群だったらしょうがないよね?」
とは誰も思わないでしょうし WWW、
同時に彼の死がプーチンの再選を阻む可能性もないわけですが、
プーチン政権のイメージのダメージのダメ押しにはなるかと思います。
これだけダメダメが溜まっているプーチン政権に
もう一つダメを乗っけてもあまりインパクトは無いとも思いますが・・・。

それにしても、F-16 はいつ現れるのでしょうかね???






今月のウクライナ-170

一昨日の昼過ぎから坂城で降り出した雪は
昨日の朝には 20 cmくらいまで積もりました。
丁度 10 年前に降った大雪以来の久方ぶりの本格的な積雪です。
坂城ではこの時期の南からの雪を上雪(かみゆき)、
12 ~ 1 月の北からの雪を下雪(しもゆき)と呼びますが、
皆さまご承知の通り、
列島南岸を通過する低気圧と上空の寒気が出会って生じる上雪は
しばしば坂城地方までも入り込んで大雪をもたらします。
南からの雪ですので、湿った重い雪となります。
これに対して下雪の方は北からのサラサラの粉雪ですが、
妙高~上越~野沢あたりで大部分荷卸ししてきますので、
坂城ではあまり積もりません。
けれども下雪が積もる時はホントにシンから寒いときで、
葛尾城の山を越えてシンシンと侵入してくる雪雲が恐ろしいくらいです・・・。
これが一晩降るとフワフワの雪が積もりますが、
フワフワ過ぎて、雪合戦も出来ませぬ・・・。

10 年前の大雪に関しては、
過去ログ「学会報告-4」で文字通り報告してますので、お読みになって下され。

おかげで昨日の朝は自宅前で雪かき。
引き続いて研究所でも雪かき。
毎日雪かきすれば腹回りのアブラも少しは減ることであろうに・・・
と考えたくらいの運動量ではありました。

で、センセが雪かきしてる間の世界情勢ですが、
あまり変化は見られませぬ。
敢えて言えば、
ウクライナ東部戦線は膠着というよりもむしろ押され気味、
というカンジに見えますが・・・。
ロシア軍が戦車部隊を集めて大攻勢の構えを見せている、
との情報もあります。
ホントのところは分かりませぬ。

さて、C2 です。
東北アジアの C2 の拡大についてお話する前に、
過去ログの「今月の書評-85」以降を読んでおくと
より良く理解が深まると思います。
けれどもここで「今月の書評-85」の図で
訂正、というよりも修正したいところがありますので、
ここで指摘しておきます。
図では、右からツングース系、満州系、N 系・・・と書いてありますが、
この満州系という言葉は誤解を与えかねないなあ、と考えまして、
右からツングース-1 系ツングース-2 系、とした方が良いかなあ、
と考えてます。
というのは、
後に国や国を築いた女真(じょしん)こそが満州系なのですが、
彼らは図の右端のツングース-1 系に属している連中だからです。
女真系ではないツングース-2 系の連中を「C2 満州系」と書くのは可笑しい、
と思いまして、この場で修正いたします。

また、「今月の書評-96」の地図ですが、
キャプションで「紀元前 1000 年頃」と書いてますが、これも可笑しいです。
センセが単純に間違えたのか、
あるいはウイキが間違って記載したのをそのまま引用したのか分かりませぬが、
この図は、たぶん、西暦 2~3 世紀頃の状況、と考えるべきかと思います。
ところが本文中では「箕子朝鮮(きしちょうせん)
紀元前12 世紀頃に建国~紀元前194 年に滅亡」と書いてありますが、
そうなると「西暦 2~3 世紀頃の状況」というのとも矛盾することとなります。
そもそもが
近年では箕子朝鮮の存在自体が疑われているわけですので、
あまりこの図と箕子朝鮮の項目は信頼しないほうが良いかと思います。
載せちゃって消せないので、ここで訂正いたします。

このツングース-2 系の連中ですが、
例の N 系の影響をずいぶんと受けている可能性もあり、
また、倭人~ヤマト人に対して大きな影響を与えた可能性もありで、
大変興味深い連中なのです。




今月のウクライナ-169

東北アジアの推移を色々調べているうちに
早くも 2 週間以上経ってしまいましたが、
その間の世界情勢、色々あったとも言えるし無かったとも言えるし・・・。

台湾の総選挙で独立派が勝利!
中国は米国大統領選挙までは取り合えず静観の構え!?
ロシア大統領選挙、戦争反対派の候補に一定の勢いが・・・。
プーチンはこれをつぶしにかかるのか?それとも
「ちゃんとした民主国家なんだよ!」
とのアピールを込めた「やらせ」か?
ヨルダン・シリア国境に展開する米軍基地がイスラム過激派から攻撃を受け
米兵数十名が死傷。バイデンは報復の構えを崩さず。
フーシ派による紅海上の船舶攻撃、中国は自国の船に被害が及ぶのを恐れ、
自制するようにイランに介入を求める。
インド洋の真珠の首飾り、モルディブの国会で、
中国かインドかを巡って大乱闘!
ま、昔はわーくにでもよくあった光景ですが・・・。
最近では令和お笑い組の大将ががんばってましたね WWWWWW。
スウエーデン、正式に NATO に加盟を果たしたおかげで
バルチック海は文字通りロシアの「死の海」と化す。
「♪ バルチック艦隊いつ出るじゃろか?」
「♪ 出られんけん出ん。出られりゃ出るばってん、出られんけん出ん!」
パキスタンとイランが放火を交える。
やっぱりイスラムって分からない・・・。
ミャンマー軍、少数民族連合軍に押されっぱなし!
民主派はこのまま力で押していく構え!
中国の介入はあるか!?
インドのインパールでアジア系の二つの部族が血の応酬!
多くの異なる部族で成り立つインド、
ヒンズー原理主義で治まるはずナシ!
ガザ地区の国連機関職員、多数がハマスの襲撃を助けていた!
イスラエルはアラブ人に変装して病院を襲撃!患者数名を射殺!
「おまえらもう最後の審判までやってろ!」
ゼレンスキー、軍最高司令官を解任!?
西側からの弾薬供給不足で真冬の戦線は文字通り凍り付く状況に!
加えて自軍の捕虜を載せたロシア輸送機を誤って撃墜!?
真相は未だ不明。
北のキムくん、「やるぞ、やるぞ、ホントだぞ!」・・・。
何しろロシアに弾薬を送りすぎて今現在自国内は空っぽなので
そうとでも言っておかないと不安で不安で・・・。
モディ首相、ヒンズー原理主義がここに来て鮮明に!
エルドアンのトルコといい、
イランを挟んで中東から南アジアにかけて政教分離主義国家は全滅・・・。
今年の秋には海の向こうに巨大なキリスト原理主義国家誕生の可能性も!
やはり「過剰なるリベラリズム」は反動を生むだけ!?

さて、次回以降はしばらく
東北アジアにおける C2 の連中による国家の興亡を見ていく予定です。


今月のウクライナ-168

地震から 2 週間たち、多くの関連映像が TV やネットに溢れている。
それらを見るにつけ、震度 7 の凄まじさが良く分かる。
地震、火山の爆発、台風、大雨、河川の氾濫、山崩れ・・・。
日本全国どこに住もうが逃れることのできない自然の猛威だ。
「もういいっ!」
とも言いたくなりますが、
こんな時にこそ神様が手を差し伸べてくれれば良いのですけど、
肝心な時に居ないのが神様、ということでして・・・。

米英軍、さすがに頭にきてフーシ派拠点を連日の攻撃。
フーシの連中、イランに焚きつけられてイキっているのは分かるけど、
少しは頭が冷えたかな?
それにしても、
イエメンとかソマリアとかスーダンとかニジェールとか中央アフリカとか、
一体なにが原因でそんなに延々と揉めているのか・・・。
貧する国はいつまでも鈍する、ということなのでしょうけど・・・。

さて、トルコ系~モンゴル系~ツングース系の三者は
押しなべて YDNAC2 に属します。
C2 は過去ログでもしばしば登場してますので、思い出してくだされ。
で、これら三者は言語学的にも一括りにされ、
言うところのアルタイ諸語に分類されます。
「私、ご飯を、食べます」の人々です。
C2 の出アフリカ以降の経路に関しては、
昔は中央アジアを横断して東北アジアに達したと考えられていました。
ウイキの ハプログループ C-M217 (Y染色体)の図でもそのように描かれてます。
けれども最近では、縄文系の D も含め、
基本的には東南アジア周辺(スンダランド)から北上したのでは?
という見解が増えつつあります。
以下のようなカンジです。

下の図で、満州あたりからカザフ方面への拡散が
トルコ系の西進を表現しているわけですが、
カザフから南方面、さらにはアナトリア方面への拡散が描かれてない・・・。
この理由を、トルコのイスラム化と結び付けて、今後お話していく予定です。

YDNA C.jpgYDNA C の拡散の経路と現在の頻度  Patagonian monsters より
Thank you very much!


で、この C2 の連中、トルコ~モンゴル~ツングースは良いとして、
北米インディアンにも多く見られる遺伝子タイプであることも
以前にお話しました。
で、トルコ~モンゴル~ツングースの連中ですが、
今月の書評-23」でもお話したように、
朝青龍や鶴竜のような顔つきの人々が本来です。
トルコと言っても現在のトルコ共和国の連中からは想像できないと思いますが、
何で朝青龍がエルドアンみたく変わってしまったのか、
話の流れの中でお話していく予定です。

で、C2 が東北アジア方面に来たのがおおよそ 3 万年くらい前と考えられ、
当初はマンモスなどの大型獣を狩っていたと思われます。
で、アジアの西方から来た YDNA の Q タイプの連中とシベリアで混じたのか
あるいは北米大陸に渡ったのちに混ざったのかは分かりませんが、
いわゆる北米インディアンの連中は、Q を主体として C2 が混じた人々、
ということです。
で、「今月のウクライナ-100」でお話したように、
シベリアの少数民族のケット人、彼らは Q の人々ですが、白人種です。
で、ここから面白くなるのですが、面白くないかもしれませぬが、
北米インディアンの顔って、白人 + 朝青龍、じゃないです!
独特です!

スー族の酋長.jpgスー族の戦士  ウイキより
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Portrait_of_Red_Bird.jpg


シッティングブルの写真.jpg
シッティング・ブルの写真  ウイキより
David F. Barry, Photographer, Bismarck, Dakota Territory
original period albumen print, Daniel Guggisberg historical
photographs collection,
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=49833987による


で、「今月の書評-49」でも指摘したように、
C2 の連中が朝青龍顔になったのは比較的新しい時代で、
個人的にはトナカイの飼育によって寒冷暴露時間が長くなった結果、
強い淘汰圧がかかったから、と考えてます。
で、北米インディアンの場合は寒冷圧がかかる以前の C2Q と混ざった結果
このような独特の「威厳のある」顔つきとなったのでは?
と個人的に考えてます。
加えて、古代の Q そのものも
必ずしも現行の白色人種そのものではなかった可能性もありますし、
ベーリング海峡を渡った後の様々な環境に適応した結果としての Q
という可能性もあります。

では寒冷圧がかかる前の C2 はどんな顔だった?ということですが、
たぶん、台湾先住民のとある部族とか、
インドネシアとかマレーシアとかのとある部族とか、
言うところのオーストロネシア系に近い顔立ちだったのではなかろうか?
と、考えてます。
但し、オーストロネシア系の YDNA は O1a であり、
C2 とは系統が異なりますが・・・。

こんなカンジの人々です。

オーストロネシア系の婦人.jpgAcademic Accelerator より
https://academic-accelerator.com/encyclopedia/jp/austronesian-peoples

どこのなに部族か分かりませんが、
たぶん、台湾先住民の一部族の婦人だと思います。※
爪楊枝でシッシしてるんじゃなくって
タバコを吸っているのだと思いますが・・・。
※入れ墨の特徴から、タイヤル族だと思われます。

手と顔に入れ墨をしてますが、
八重山や沖縄の既婚の婦人も昔はしてました。
センセの父方の祖母も、手の甲に、
四角やらなんやらの幾何学模様の入れ墨をたくさん入れてました。

センセが小学校 2 年生のときに初めて石垣島に里帰りしたとき、
芭蕉布の着物を着たおばあちゃんがセンセの手を取って
「マーボー、よく来たね~~~♪」
と喜んでいたのをよく覚えています。
その時の手の甲の入れ墨も、大変よく覚えています。

台湾先住民の写真は「今月の書評-63」にも載せてますので
是非、参考にしてください。

で、今回は契丹(きったん)のお話をする前に、
行き掛けの駄賃で、
東北アジアの連中の素性について簡単に述べました。
因みに、日本人の間では C2 は非常に少ないです。
ここも面白いところなんだよね!