今月のウクライナ-253

今週の「今週の世界」です。

1. イスラエル、イランの核関連施設を空爆する!
これまでと少し雰囲気が違うような気がするのはセンセだけでしょうか?
下手すると・・・というカンジがする今回の空爆です。
イスラエルとイランとの衝突は毎度のことで、
これまでもイラン側の重鎮が何名も文字通り「爆殺」されてきましたが、
今回もイラン革命防衛隊の総司令官を含む数名 ※ が死亡しています。
これに加えて核の専門家数名、さらには一般市民も 78 名が死亡とのこと。※

※ 相当数の軍高官が爆殺された、との情報もあります 250615。
※ その後、新たな情報が入って参りました。
イスラエルは
F 35 を主体とするジェット戦闘爆撃機による攻撃を行ったようですが、
うち 2 機が撃墜され、脱出した女性パイロットが拘束されたとのこと!
F 35 が撃墜されたのは、たぶん、初めてだと思いますが、
女性パイロット、てのもすごい!
また、報復でイスラエルに無人機やミサイルによる攻撃を行ったイランですが、
アイアンドームにより大部分は撃墜された模様ではあるものの、
着弾画像も ロイター に挙げられています。※
※ イラン核施設攻撃には、
イラン国内におけるモサドの関与も指摘されています。※
※ F 35 に関しては、AI 画像との指摘も出てきました。※
※ アイアンドームは短距離用であり、弾道ミサイルには適用されない、
との指摘もあります。※
※ F 35 AI 画像案件は、現時、確定されつつあるようです。250616


ネタニヤフの本気度が窺えるのは、
トランプがイランとの交渉継続を模索している最中に攻撃した、
という事実にも表れています。
すなわち、
トランプは「攻撃するな!」と言っていたにも関わらず攻撃した、
トランプの面目を潰してまで攻撃した、ということです。
トランプとネタニヤフの両者は、
はた目には「親友」とまで言えるような間柄にも見えますが、
ここに来て幾分亀裂が生じているようなカンジもします。
要するに、確かな「後ろ盾」をないがしろにしてまで
イスラエルは、この時期に、イランを攻撃する必要があった、
ということを強く示唆する今回の攻撃です。
それではその「必要性」とは何だったのか?

それは、イランのウラン濃縮速度がここに来て加速度的に増している
という事実にあります。
イランは「原子力発電用」だと主張して、
長年にわたってウラン濃縮を行ってきました。
で、発電用として 20% 水準の低濃縮ウランを蓄積してきましたが、
今年になって急激にこの 低濃縮ウランの備蓄量が減少し、代わって、
60% 程度の高濃縮ウランの備蓄が増加しています。
実際に核爆弾として使われる場合の濃縮度は 90% 水準である、
ということですが、
この 20% ウランの減少率から換算すると、
今後数か月以内に原爆 10~20 発が作れるレベルの
高濃度ウランが生産されつつある、
と見積もられているようです。
で、過去のイラン~イスラエル関係を考えると、
仮にイランが核ミサイルの開発に成功すれば
彼らが実際にイスラエルにこれを打ち込む可能性は大いに高まる、
少なくともイスラエル人としてはそう考える、
最低でもネタニヤフ自身はそう主張するでしょう。
で、あのような過去を持ち、このような現状を生きている人々ですから、
日本人とは安全保障の認識が全く異なる。
「戦争」という言葉の定義からして全く異なる。
ここで指をくわえて見ていれば、その後の命運は決まったも同然!
ならば先手を打って・・・
と、彼ら、あるいは少なくともネタニヤフが考えるのは当然!
で、今回の攻撃となりました、と考えるのは自然!

イラン側としても当然ながら対処しているようで、
多少の損害を受けた核施設ですが、
本格的な濃縮施設は地下深くに設置されているようで、
たぶん、バンカーバスターレベルでも破壊できない。
さらに堅固な施設も建設中、との情報もある。
イランとしては、今回もさることながら、
過去に何度もイスラエルから煮え湯を飲まされてきたことを考えると、
ここは必ず成功させるとの強い意志を新たにした、とも見えます。
あるいは、今年になって急に開発の手を加速し始めた理由として、
取り合えず十分量のウランが確保できたという事実以外にも、
イランの手先であるハマスやヒズボラの対イスラエル攻撃が上手くいかず、
逆に殲滅されかかっていると言う事情や、
ガザ地区やヨルダン川西岸地域でのイスラエルの傍若無人な振る舞いに
「堪忍袋の緒が切れた」という要因も関わっているのかもしれません。
いずれにしましても、実際に使う使わないは別として、
とにかく核ミサイルを保有する。
核のカードを保有する。
イスラエルはそれを絶対に承認できない。
特にネタニヤフは、政治的な理由もあり、今回の攻撃を行った。
上記の「生存上の理由」から、トランプの要請も効果が無い。
実際、トランプの交渉は頓挫しつつある。
いつものように WWWWWWWWWW
で、イラン側は、
イスラエルの攻撃に耐えられる地下深くでさらに濃縮を続ける。
すなわち、今回のようなレベルの攻撃では、
イランに濃縮を諦めさせる圧力とはならない。
以上から出てくる答えはただ一つ。

イラン vs イスラエルの全面戦争だ・・・・・・・・・※

※ イスラエルによる攻撃直前に、米国は、
中東関連施設で働く自国の職員、並びにその家族に対して避難勧告を出した。
これ、例のヒズボラのポケベル爆弾時にも発出されたし、
その後のキエフ攻撃だったかな?少し記憶があいまいだが・・・
の時にも出された。
で、今のところ、100% の確率で、その後に何らかのヤバイ事象が生じている。
と言うことは、米国による海外の自国民に対して何らかの退避勧告が出たら、
速攻で「売り玉!」を建てればウハウハ儲かるのでは?
と一瞬思ったセンセですが、たぶん、今のマーケットは瞬間的に反応し、
急落が生じたあとで一般人はこのような情報を知る、
というのが普通なんでしょうね、残念!WWWWWW
で、もう一つのネタとして、
「ペンタゴンでたくさんのピザが注文されたら売り!」というのがあって、
これは、ヤバイ案件がペンタゴンに持ち込まれたら、
職員はみな残業するので腹がすく=ピザを注文する、という発想らしい・・・
度胸の有る方は、いっちょ試してみて下され!
けれどもどうぞ、個人責任でお願いいたしまする WWWWWW

2. US スチール、完全子会社化!
結局、普通株 100% 所有という形で、
US スチールは日鉄に完全に買収されることとなりました。
これで違約金の支払いもなくなってめでたしめでたしではありますが、
買収額は当初予定のおよそ 10 倍である 2 兆円にまで吊り上げられ、また、
役員の半数は米国国籍を有する必要があるなど、
一定の譲歩を受け入れざるを得ない形とはなりました。
これに加えて「黄金株」という、
ナンか、ウキウキするような名前の一株がトランプ氏に与えられ、
「国益を損ねる」と判断される局面においては拒否権の発動が認められるなど、
一定の制約も課せられる形とはなりました。
買収額が相当の額に積み上がったことから、センセなんぞは
「高値掴みでは?今後やっていけるのか?」などと心配しますが、
ある意味、トランプ氏の関税政策などにより
海外の同業他社に比べて圧倒的に優位な位置を占める形ともなるため、
日鉄側としては「ソロバンは合う」と見込んでいるのでしょう。

3. マスク氏、トランプに「ごめんなさい」する!
あれだけトランプ氏に罵詈雑言を浴びせかけていたイーロン・マスク、
トラの尻尾を踏んだのかタコの足に絡めとられたのかは知りませぬが、
さっさと「ごめんなさい」した・・・
どいつもこいつも情けない連中ばかりだな WWWWWWWWWW

4. トランプ氏、自分の誕生日に軍事パレード!
もうええ~わ WWW
呆れて書くことも何もないワイ WWWWWWWWWW

5. プーチン、イスラエルに対して「国際法違反だ!」と非難!
どの口が言うのかと WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW


今月のお悔やみ

ロスアンゼルス、あるいはロス、あるいは LA、あるいは LA CITY などなどなど、
日常の中でもなにかと口の端に登るアメリカ・カリフォルニア州の都市ですが、
現在、移民問題で大荒れの状況!
州兵が鎮圧に乗り出したは良いが、トランプ氏、
さらに マリンコ、つまり海兵隊まで導入して鎮圧すると息巻いてる!
これに市長、並びにカリフォルニア州知事が猛反発!
何しろカリフォルニアは西海岸における民主党の一大牙城だ!
一方、強制的移民排除に反対するデモ隊は暴徒化し、
付近の商店の略奪を始めた!
まさに「暴動」の状態だ!

There's a Riot Going On !!!

ということで、
奇しくもアルバム「暴動」を 1971 年にリリースしたアメリカのファンクバンド、
あのスライ・アンド・ファミリーストーンの中心メンバーである
スライ・ストーン氏が昨日亡くなった。82 歳。
彼らの音楽に関しては、
過去ログ「昭和40年代:時代と音楽-16」で詳しく紹介しましたが、
再度、ここで、代表曲をご紹介しませう!
何しろ当時のセンセは日本を代表するファンキー野郎でしたので、
あの独特の ♪ ワコワコワンワンが流れ始めると未だに体が止まらない ♪♪♪♪
もう古希も過ぎたんですけどね WWWWWWWWWW

1968 年
Dance to the Music

Everyday People
1969 年
Stand
Thank You
1971 年
Family Affair
Smilin'
Running Away
1973 年
If You Want Me to Stay
などなどなど・・・

1971 年の三曲はすべて、
アルバム「暴動:There's a Riot Going On」に収録されている曲で、
過去ログでも述べているように、
太平洋の無人島に一人流された時にはどのアルバムを持っていくか、
的な問いにおいて、
センセが選ぶ可能性のあるアルバムの一つです。
当時はまさにブラックパワー華やかなりし時代で、
Black is Beautiful!との掛け声のもと、アフロスタイルが流行った時代です。
Black Panther 党に代表される過激な連中も派手にやらかしていた時代です。

現在進行中のロス暴動はヒスパニック系が中心となっているようですが、
まことに不謹慎極まる物言いかとは思いますけど、
二期目のトランプになって以降、
ここで漸く「らしい」状況になってきた WWWWWWWWW
もっと早くからこのような状況が現出すると考えていたのですが WWW

もちろん、一刻も早く暴動が収まって欲しいと願うに関しては
人後に落ちるセンセではありませぬ WWWWWWWWW
合掌。※

※ FREDERICK FORSYTH 氏も同日に亡くなられました。86 歳。
センセの本棚には THE FIST OF GOD と
THE DEVIL'S ALTERNATIVE のペーパーバックがありますが、
氏も国連も、そしてセンセも、当時は第二次イラク攻撃を支持してました。
開けてみて初めて分かることもある訳ですが、
やはり最後の手段を行使するには慎重の上に慎重でなくてはならない、
というのが教訓でしょうか・・・
合掌。250611※

※ ビーチボーイズのブライアン・ウイルソンも 11 日に死んでしまった・・・
ビーチボーイズに関しても
過去ログ「昭和40年代:時代と音楽-7」でちょこっと書いてますが、
たぶん、今の若者でも何かと知っているんじゃないかな~?
彼らの音楽は初期のサーファー系のものが有名で、
過去ログでも「軽佻浮薄」などとセンセは書いてますが、
実は好きです WWWWWWWWW
レコード買ったことないけど WWWWWWWWW
で、ビートルズの「Rubber Soul」に影響を受け、
軽佻浮薄路線を脱すべく、
1966 年にリリースした「Good Vibrations」は名作で、
初期の作とは曲調も大きく異なります。
彼らのヒット曲の大部分がブライアン・ウイルソンによって書かれました。
これでウイルソン兄弟、全員亡くなってしまいましたが、
ビーチボーイズそのものは、未だその名前の下で活動しているようです。
合掌。もうこれで終わりにしたいものだ・・・250612

今月のウクライナ-252

さて、今回は「今週の世界」とタイトルを変えて登場 ♪
まずはウクライナから!

1. ウクライナの「蜘蛛の巣作戦」、トロイの木馬もビックリ!
これはすごかったですね!
ウクライナ保安局(SBU)によって周到に仕組まれた
ロシア領内奥深くに忍び込んでの大型機に対するドローン攻撃が大成功!!!
日本領海近傍の偵察活動などで昔からおなじみの
ターボプロップエンジンによる大型偵察機、ツポレフ TU-95
いわゆる「ベア」とか、
大型爆撃機 TU-22M、さらには早期警戒管制機 (AWACS) の A50 とか、
ボッコボコに破壊した!!!

TU-95 ベア.jpgツポレフ TU-95 ベア  ウイキより
Marina Lystseva - http://www.airliners.net/photo/Russia---Air/Tupolev-Tu-95MS/1328519/L/


破壊数に関しては情報が錯綜してますが、
完全に損壊した機体でも 10 機は下らなさそうだ。
修理不可能レベルに破壊した機体を含めると、30~40 はいきそうだ。
しかもこれらの大型機、非常に高価なだけでなく、
現在では生産されていないとのこと。
つまり、補充が効かないということだ。
情報によれば、
これらの機体は実際に連日のように大型誘導爆弾~ミサイルを積んで
ウクライナ方面に出動していたとのこと。
鮮明な映像もいくつか発表されてますが、
ドローンが機体の下に潜り込んで爆破する映像もある。
そこには翼下に懸架された大型ミサイルが確かに写っている。
加えて、どういう訳か、機体の上にたくさんの古タイヤが載せられている・・・
あれは「ドローン除け」というハナシだが、
全く役に立ってはいないのは明らかだ WWWWWW
何かのおまじないなんでしょうかね???

Tu-22M.jpgツポレフ TU-22M   ウイキより
Dmitriy Pichugin - http://www.airliners.net/photo/Russia---Air/Tupolev-Tu-22M-3/2560067/L/


驚くべきことは、その作戦の実行方法だ!
多くのドローンが仕掛けられた木造家屋型コンテナを積んだトラックが
空軍基地近くまで接近し、
おもむろにコンテナの天井が開いたと思ったら
「ブ~~~ン」とドローンが飛び出してくる・・・。
で、ほんの数百メートルくらい先で大爆発が起きている・・・。
つまり、破壊工作員が現地で全ての仕組みを仕込んで実行した、ということだ。
家屋を運んでいるトラックなど、
たぶん、あの広大なロシアでは珍しくもないのだろう・・・。
日本では結構目立つような気がするが・・・
で、当の工作員たちは、ウクライナの発表によれば、
全員が無事に生還した、とのことだ。

A50 AWACS.jpgAWACS A50   ウイキより
Встреча нового самолета дальнего радиолокационного обнаружения и управления А-50У (г. Иваново)


ロシア諜報機関の建物のすぐ隣から操縦したとの情報もある。
で、これら一連の仕事は緻密な現地の情報がなければ成しえない。
SBU は元々はソ連の KGB から派生した組織ということから
ロシアの諜報機関にも入り込んでいるのでは?
SBU は、以前は腐敗の温床としてウクライナ国民の支持は低かったようだが、
近年はこれも大きく改善され、
今回の成功によって支持率も急上昇しているようだ。
その発想と大胆さ、そして実行力には恐れ入った!
イスラエルのモサドもビックリの今回の攻撃。
21 世紀版トロイの木馬作戦であるのは間違いない!

2. イーロン・マスクとトランプがここに来て大ゲンカ!
これまでもメンバー間で何かと色々ありましたが、
ともかくも「ご苦労様」と平和裏に分かれた二人・・・
・・・のはずでしたが、いきなりの大ゲンカが始まった WWWWWWWWWWW
切っ掛けは、トランプ肝いりの「Big Beautiful Bill」、
いわゆる「大きくて美しい歳出法案」が下院を一票差のギリで通ったこと。
これにマスク氏が噛みついた!
で、この法案、
トランプの第一次政権時に決めた「各種の減税をそのまま継続する」、
という内容らしい。
減税法案であることから、
早いハナシが、歳入が大幅に減少して財政赤字が拡大することに
DOGE で大ナタを振るって来たマスクとしては頭に来たらしい。
実際には DOGE による大ナタ効果は、
お金に換算すると大した額にはならないようですが・・・
一方で、
法案内で述べられている「EV に対する税額控除の廃止」案など、
自らに対して不利な内容に対してアタマに来ているのでは?
という見方もある。
で、マスク、自らの X を用いて、連日、
法案やトランプに対して猛烈な非難の言葉を浴びせかけているらしく、曰く、
「不快で忌まわしい存在だ!」
「法案に賛成した議員は恥を知れ!」
「トランプは弾劾されるべきだ!」
「大統領になったのはオレのおかげだろ!?」
とまで WWWWWWWWWWWWWWW
これに対してトランプ氏、
これは自らの SNS プラットフォームである Truth Social から
「crazy !」
「あいつは仕事でやせ細って来たからやめさせたんだ」
さらには、マスク氏と政府との間で結ばれた
巨大な額にのぼる契約の打ち切りを示唆するまでに!
利用者の数から言っても X は Truth の 100 倍以上はあるでしょうから
今のところは「口喧嘩」はマスク氏の方が優勢のようですが WWW、
テスラ株はまたもや大暴落の模様です WWWWWWWWWWW
この先どうなるか分かりませぬが、
ま、「野盗の群れ」から最初に脱落するのはマスク氏であろうというのは
センセを含む大方の見方であったのは確かです WWW
で、今回、センセは、「abomination:忌まわしい」という
滅多に目にしない耳にしない単語を覚えることに成功しました!!!
ただし、三歩歩いたら忘れることは確実でしょうがね WWWWWW

3. 長嶋茂雄、死す!
いつかくるものとは知りながら、という感覚でしょうか、
あのミスター・ジャイアンツが他界されました。89 歳。
センセが小学生の頃の少年サンデーや少年マガジンの表紙は、
長嶋茂雄か王貞治か、大鵬か柏戸か、戦艦大和かゼロ戦かのいずれかで
ローテーション的に、順繰りに、飾られておりました。
時々、毛むくじゃらの初代朝潮とかが載っておりましたが、
力道山とか載ってたかな~?記憶にないが・・・
当時の野球漫画と言えば、まずは寺田ヒロオの「スポーツマン金太郎」。
本宮ひろ志の「サラリーマン金太郎」のネーミングの元となったマンガです。
少年マガジンでは、ちばてつやの「誓いの魔球」が秀逸でした。
長嶋に関しては、
何と言ってもわちさんぺいの「ナガシマくん」!
わちさんぺいには、その他に「背番号 110 番」なんてのもあった。
TV 番組では、

♪ バッター三番ナガシマく~ん、
どんなカーブも、ドロップで~も、
狙って打てば、ホームラン~ ♪

て、やつがあったが、なんて名前の番組だったっけ?
ネットで調べても出てこない・・・歌だけ覚えてる・・・
「王、金田、広岡!」などというダジャレも今では通用しない・・・
力道山も川上巨人も大鵬も長嶋も、みい~んな逝ってしまったなあ~~
あとはワンちゃんと卵焼きとに頑張ってもらわないと・・・

心よりお悔やみを申し上げます。

今月のウクライナ-251

ほぼほぼ出尽くしの「今週のトランプ」シリーズ。
ナンカないかなあ~と思っていたら、ちょこっとだけあった ♪♪♪♪
そ・れ・は・・・・・

1. トランプはタコだった!(Financial Times)
そっか~、トランプはタコだったのか~、
だからすぐに赤くなったりするんだな~
口もとんがりコーンだしな~
からだもグニャグニャしてるカンジだよな~
アタマの上にのってるもの、あれ、やっぱし、カツラだよな~
お尻を触られたと訴えていた?オンナのヒトがいたが、
タコの吸盤のようだったと言ってたしな~
タコならばしょうがないよな~
手も 8 本あるしな~
やっぱしアイツは霊長類じゃなかったんだな~
と思っておりましたら、
タコは TACO と綴るらしく、これは
"Trump Always Chickens Out !!!"の略で、
「トランプはいつもビビッて引っ込める!」
という意味らしいです。
すなわち
「トランプはビビラーだ!」
ということです WWWWWWWWW
関税関税と言った口が乾かぬ間に撤回するのがおなじみのトランプ流ですが、
TACO はこのような彼の行動を揶揄する言葉とのことで、
「どうせまた TACO DEAL だよ」とかいうカンジで
こちらは Wall Street の
本物の dealer の間で使われるということ WWWWWW
それにしても、日本語ととても相性の良い言葉ですね!

2. 鉄鋼とアルミに 50% の関税をかける!
タコタコ言われてよっぽど悔しかったんだろうな~
今月の 4 日から鉄鋼とアルミの関税を 50% に引き上げると言い出した。
「おれはタコじゃないぞ!ホントだぞ!!
ホントのホンコに 50% だもんね!!!」
とか、まあ、引っ込みがつかなくなったのでしょうかね?
これでまた引っ込めたらダイオウイカならぬ大王タコ
"The Great King of TACO "との異名を賜ってしまいますからね WWWWWW

さて、現在、最後の実験と論文書きで大忙しのセンセですが、
このところ、トランプ劇場の第一幕も終盤に差し掛かかりつつある模様・・・
いずれ第二幕~三幕と続くのでしょうが、
当初のインパクトもここに来て幾分薄れ、
物語の方向性も大方見えてきたようなカンジです。
あとはどのような結果となるかを見定めるだけ、のような気もしますので、
センセの仕事が一段落したら、また再び過去ログに戻りたいと思ってます。
そうです!あの YDNA O1b2 問題に何としてでもけりをつけたい!
と考えてます。
それまでは実験と論文に全力を傾ける所存であります。
ですので、ブログの間隔、少し飛び飛びとなるかも・・・
体力次第ではありますが・・・




今月のウクライナ-250

そろそろ出尽くし感がある「トランプ劇場」ですが、
取り合えず書いときます。

1. ウクライナ停戦仲介に匙(さじ)を投げる!
飛んでイスタンブールで行われたウクライナ - ロシア会談が不調に終わり、
「それではワシの出番じゃな ♪」とばかりに
直接プーチンに電話をかけて 2 時間もお話したトランプ氏ですが、
大方の予想を裏切ることもなくものの見事にプーチンに袖にされた・・・
「ひょっとしてプーチンは停戦を望んでいないのではなかろうか?」
などと誰もがとっくに知ってることを今更ながらに知ったトランプ氏、
で、「そもそもこれはオレの戦争じゃないからもう降りる!」
とまで言い出した WWWWWWWWWW
始めは就任の 24 時間以内、
次は 4 月 20 日まで、
で、とうとう 5 月には匙を投げた WWWWWWWWWWW
加えてウクライナ + 欧州連合が釘を刺した「30 日停戦」案にも
まったく触れなかった模様・・・
で、あれだけゼレンスキーにはとやかく罵るオトコも
プー氏にはまったく文句を言わない・・・※
※ ほんのちょこっと言うようになりましたね ♪ 250526
やはりセンセの KTM ひねられ説の頑健性がここでも補強されたようだ。
で、レーガン大統領をまねてか「ゴールデン・ドーム」構想を立ち上げたが、
どこまで本気だろうか?
構想自体はよろしかろうが、完成までどのくらいかかる?
お金は?関税で賄うのか WWW?
ロシア・中国は付き合うだろうか?
それとは別に、せっかく自らのヘマで原油価格が低迷しているのだから、
二次制裁でもなんでもいいからロシアに圧力をかけてくれ!
すでにバギーも枯渇し、最近ではバイクでご出勤のロシアの兵隊さん。
そのうち原付~ママチャリで吶喊する銀輪部隊」が登場するかもよ!

2. EU に 50% の関税!アップルのスマホにも 25%!
中国は手ごわいし、日本もナカナカ頑張ってるので、ここは EU に、
ということなのでしょうかね?
それとも EU サイド、のらくらごねて一向に DEAL がはかどらないので、
業を煮やしていきなり「50%!」ということでしょうか?
アップル、今更ながらに本国で組み立てるとしても数年先のことでしょうし、
価格も爆上げとなるのは必定。
ま、次に述べる日本製鉄のこともありますし、
このような不透明感が延々と続くことにより再びトリプル安に陥って
慌てふためいて取り消す可能性の方がより高いような気もしますが・・・

3. 結局、日本製鉄の勝ち!
US スチール、結局は日鉄買収の形で落ち着いた!
「パートナーシップ」という言葉を使っているので
「買収」なのか「子会社化」なのか、今一つ分からないのですが、
ともかくも日本製鉄側の主張が認められたようです。※
※ 翌日早くもごちゃごちゃ言い出した・・・250526
これは、たぶん、地元のピッツバーグ市も喜んでいるでしょうね!
センセなんぞは US スチール~ピッツバーグと言えば、
あのロバート・デ・ニーロ主演の名作 The Deer Hunter を思い出しますが、
初めてあの映画を見たときは今一つピンとこなかった・・・
例のロシアン・ルーレットの強烈な場面などは印象に残ったが、
肝心の「主題」が分からず、漠然~冗長なイメージが強く残った・・・
けれども何か心に引っ掛かるところがあって、
二度見た。で、
三度みた。で、さらに
四度~五度と重ねるうちに漸く分かった!
あれは「本当のオトコとは何か?」が主題の映画だ!
あくまで個人的な感想ですが・・・
で、象徴として描かれる牡鹿(おじか)の意味は、
「本当のオトコを判別するための指標」的なものだ!
だから最後にデ・ニーロは、
ライフルの照準器に牡鹿を捉えた時点で引き金を引くこともなく、
牡鹿が去るのをただ静かに見守った。
すなわち、照準器に捉えた時点で、彼は「勝った」のだ!
それ以上の行為は、すでに、もはや、必要がない・・・
意味がないのだ!!!
いつも拳銃を振りかざして仲間から疎んじられるオトコが出てくるが、
彼はこのテーマの陰性的な対照として描かれている。
主人公のデ・ニーロは、
ベトナム戦争の残酷な経験から、最終的に、気が付いたのだ!
解脱したのだ!
本当に強いオトコは無駄な殺傷~争いなどはしない!と・・・
「ディア・ハンター」は「七人の侍」に次いでセンセが好きな映画ですが、
両者には共通項があるようです。
両者共に、現行の大統領に見せたいものですが WWWWWWWWW
イスラエルの現行首相にも見せたいものですが WWWWWWWWW
ついでに千鶴子センセにも見せたいものですが WWWWWWWWW
全く持って、ハナシが脱線してしまいましたが WWWWWWWWW
プーチンにも見せるべきだって?
それは無意味というもの。
何故かって?
KGB の存在目的と行為自体が映画のアンチテーゼであるからですよ WWWWWW

4. ハーバード大学と大ゲンカ!
イスラエルのパレスチナ住民に対する蛮行に対して
抗議活動が生じるのは自然な成り行きだと思いますし、
それが真っ先に大学のキャンパスで行われるのも
まことにおなじみの光景ではありますが、
どうにもこうにもトランプ氏は気に食わないご様子・・・
で、これに「反ユダヤ主義」のレッテルを貼って
学生の取り締まりを行わない大学に対して補助金の打ち切りを命じた!
補助金の打ち切りだけでなく、
留学生の受け入れ資格の剥奪も!
で、現時、実質的に留学生は路頭に迷う形となっているようだ。
これに対して大学側が訴訟を起こしたが、
裁判所は、まずは大学側に軍配をあげた。
その他にもなんだかんだ言って補助金をカットしたために、
多くの学者が海外に流出しつつある。
香港の大学はここぞとばかりに
ハーバードの留学生の受け入れを表明している。
LI 体質のトランプ氏、
HI (High Intelligence)体質の方々には
どうにもこうにも蕁麻疹が生じるようでして・・・

5. 南アフリカの大統領にコンゴの映像を見せつけて難癖をつける!
いわゆるオーバル・オフィス、すなわちホワイトハウスの大統領執務室ですが、
ここに各国の元首クラスを呼んで初めは和やかに、
次にいきなり険悪な状況を作り出して交渉を有利に進める手法は
ゼレンスキー大統領の時におなじみとなりましたが、
今度は南アフリカのラマポーザ大統領に対しても同じ手管を使用した!
南アフリカは犯罪率の高さでも有名ですが、
アパルトヘイト体制がひっくり返って
黒人が主導権を握るようになったのはヨロシイが、
何かと問題が多い国であるのは確か。
で、トランプ氏、自国の不法移民を海外に移送するだけでなく、
南アで逆アパルトヘイトを行っているからと言って
南アの白人を移民として受け入れると言っている WWW
で、わざわざラマポーザ大統領を呼んで歓談~対談するは良いが、
いきなり部屋の照明を暗くしてビデオを流し始めた。
彼曰く、南アの多くの白人農家の人々が殺されたというもので、
袋に詰め込まれた多くの死体が証拠の映像として映し出された。
で、これはロイターによる映像で、実際には、
ルワンダ支援の反コンゴ民主共和国政府組織、
M23 によるコンゴでの蛮行の映像であるとのこと!
オイオイ!
ラマポーザ大統領、冷静に対処しておりましたが、
国家間の話し合いの中でこのような初歩的なミスが生じるのも
トランプ政権ならでは!
コンゴは気を付けて頂きたいものです。


今月のウクライナ-249

さて「今週のトランプ」
数日の単位で大きく変化する世界に住んでいる昨今の我々ですが、
この一週間も激変の日々でした。
まずは中国 vs アメリカの関税戦争ですが、
アメリカがサッサと白旗を揚げた WWWWWW

いや、90 日間の停戦ということですし、
関税率はアメリカ 30% に対して中国 10% ですから中国の負け、
という見方もできますが、
アメリカの方から「もうやめにしようよ~」と袖を引いたのは明らか。
何故かって?
もしもキンペーの方から打診したとすれば、トランプ氏、
「中国が我々の前に叩頭した!!!」と大騒ぎするに決まってるでしょ?
それをしないのはトランプが折れたため。
ある意味、分かりやすいヒトではありますね WWWWWW

で、一件落着とも見えますが、いや、
本当のところが分かり始めるのは 90 日後から。
30% の水準でも世界経済に大きな影響が生じるのも明らかです。

で、ハナシを上手くまとめたベッセント氏ですが、センセの目には、
どうみても「掃きだめの鶴(ツル)」にしか見えないのですが・・・
センセだけですかね?
で、不思議なのは、なぜ彼はトランプ政権に参加した???
MAGA 信仰などとは 3 億光年くらい距離をおいたヒトのように思えますが・・・

彼自身が将来的に大統領を目指していて、
この際「腕」と「顔」を売っておこう、という腹積もりでしょうかね?
仮にそうだとしたら、
「すでに大成功を収めた」と言っても過言ではないと思います。
仮に 4 年後に名乗りを上げるとすればヴァンスと争う形となるのでしょうが、
すでに決まったも同然だと思います。 
いや、個人的には、4 年後にまた再びポリコレ政党になるよりかは
ベッセント氏に舵取りをしてもらいたいです ♪♪♪♪
少なくともこれまでの経過を見る限りでは、のハナシですけど・・・。

次に分からないことは、
米中関税戦争が不発に終わったと同時にダウとドルが急上昇しましたが、
あれあれあれ~~~?
トランプはドルを下げて欲しかったんじゃないの??
それとも漸く経済学の基礎を学びつつある???
FRB のパウエル議長、「利下げはしない!」と言っているのではない。
「おめ~が仕出かした関税の影響を見定めてから動く!」と言ってるだけだ。
100% だの 145% だの言った口が乾かぬうちに 30% にする、
そんなオトコの妄言のままに為替をいぢくるとどうなることか、
小学生でも分かりそうなことだわ WWWWWW

で、トランプ氏に対して色々と悪口雑言の限りを尽くすセンセですが、
中東歴訪の件に関しては「ナカナカ味のあることをやるなあ~」と感じてます。
一石二鳥というか、三鳥~四鳥くらいの成果が生じているのでは?

まずは例の「パレスチナ・リビエラ発言」によって
これまで長らくアメリカ寄りであったサウジまで怒らしたトランプでしたが、
今回の歴訪によって関係修復が相成ったこと。
ただしその後にリビエラ化的なことをまた言い出してますが・・・。※
※ パレスチナ住民 100 万人をリビアに引き取ってもらうとか言い出した・・・

次にシリアの暫定政権のトップ、シャラア氏とサプライズ的に会談し、
これまで課してきた制裁を解除すると同時に、
将来的な国交正常化を示唆したこと。
たぶん、復興援助のハナシなども含まれているかと思いますが、
これらは色々な意味で重要です。以下。
1. シリアの安定化~復興によって中東の安定度が増す
2. 結果、トルコや欧州に流れていた難民が帰還する
3. イランの影響が激減する
4. ロシアの影響も消滅する
5. 米国との繋がり強化によってイスラエルとの関係も安定化する
などなど・・・
シャラア氏に関しては「今月のウクライナ-224 と -225」でも言及しましたが、
個人的にはナカナカの人物に見えます。
今現在、アラウイ派に対する虐殺事件などで混乱が続くシリアですが、
今後はシリアがりに良くなっていくことを期待しませう!
同じダジャレの使いまわしで恐縮ですが・・・。

次に、
トルコのイスタンブールで開かれたウクライナ・ロシア停戦協議に向けて
同席の意を示したこと。
プーチンが出席しなかったためにトランプも参加しない結果となりましたが、
仮にゼレンスキー、プーチン、トランプの三者が一堂に会したら、
それなりの進展はあったでしょうね。
ただし、
言い出しっぺのプーチンが出席しないのは見え見えでしたけどね WWWWWW

最後に、
青息吐息であるボーイング社から 160 機もの航空機を購入する取引を
カタールとの間で取り付けたこと!
これ、スゴイですね!!!
確かに「こんな芸当が出来るのはトランプだから」とは言えそうです。
まあ、実際に納入されるのは相当に先のハナシとはなりますが・・・。
で、カタール国王からゴージャスなボーイング機を 1 機進呈のハナシまで!
で、民主党や一部共和党からもやいのやいの言われてますが、
実のところ、この機体を大統領専用機とするには大変な改造が必要なようで、
実現は疑問視もされてます。
大統領専用機、Air Force One との別名を持ちますが、
靴の名前ではありませぬが、
原爆が炸裂しても大丈夫なような構造をしているとのことです。
空中に飛んでいる状況でのハナシですが・・・。
で、このように商売にも成功したトランプ氏の中東歴訪でしたが、
一方で、
トランプ一族がこれに同調して商売しているとの黒いハナシもあります。
けれども
バイデン政権時もバイデンの倅がウクライナで似たようなことをしており、
これに関してバイデンが恩赦を出しまくった件に関しては
「今月のウクライナ-222」で述べました。

で、一旦お昼にして、
後半は中国の技術開発が本質的に離陸~加速しているのでは?
というハナシを少ししてみたいと思います。

と思いましたが、
ちと時間が取れないので、
そのうち気が向いたらします WWW

今月のウクライナ-248

バチカンのコンクラーベも終わり、新たなカトリック教皇が選ばれました。
アメリカ人ということでひょっとしたら ??? ♪♪♪ と思いましたが、
いやもちろんホントは全然思っていませんでしたが WWWWWWWWWW、
まことに残念ながらトランプ法王とはなりませなんだ WWWWWWWWW
トランプ法王になったら国名も「バチアメリカン」と変えたりするのでしょうが
それは余りにも「バチアタリアン」!
で、中国 vs アメリカのコンクラーベはまだまだ続きます。

で、何だか最近トランプ氏のロシアに対する態度が変わってきたなあ~
と思っておりましたが、とある情報すじによると、これまでの人生で
「敬虔さ」とか「謙虚さ」とか「誠実さ」とかには無縁であった大統領氏、
例の狙撃事件によって多少は「真摯さ」が芽生えつつあるようで、
これに加えて最近では、
とあるアメリカのキリスト教関係者の言葉に耳を傾けることが多い、
とのこと。
この関係者はロシアに滞在していた最中に戦禍を目の当たりにしたとのことで、
彼の口からウクライナ戦争の本質について色々教わり、
態度を変えつつあるのでは?
とのこと。

いや、「何をかいわんや」でしょ。
そもそもが大国の大統領ともある者が、
ウクライナ戦争の詳細を知らずして自ら仲裁するだのしないだの、
挙句の果ては侵略された側を「侵略されたお前が悪い!」だの、
放言の数々を世界的ライブで発信してきたこのお方。
今度は一介の宗教関係者を側に置き、
耳を傾け、
漸く態度を改める気になった?
漸く真実に目覚めたのはヨロシイが、
なるほど、
ラスプーチンとか道鏡とか、
こういう輩が政治に介入しだすとどういう結果になるか、
少しは歴史を学んでほしいものです。
ただし、
件(くだん)の宗教関係者は
そのようなタイプの人物ではないとは思いますが・・・。

で、ならば、ラスプーチンならぬただのプーチン、
KTM の握り具合がちょいと足りぬと感じて
グイと力を込めて握り返すかも・・・
トランプ氏、イテテテとばかりに前言撤回するかもね WWWWWW

いや、実は、これに関連する話題は以前から事欠きませぬ。
マスク氏の DOGE 政策の一環として、
あの有名なアメリカの海外向けラジオ放送、
Voice of America を閉鎖するとのハナシがありますが、
VOA の代わりに OANOne America News というラジオ局に
肩代わりさせるとの噂があります(The Washington Post)。

VOA はそもそも第二次世界大戦真っ最中の 1942 年に生まれ、
当時の敵国であったドイツと日本に向けて米国の正統性を主張すると同時に
相手国の戦意喪失を誘う目的で開設されたものです。
日本にも「東京ローズ」なんてのがありましたが、
何処の国でもこんなことはやるものです。
で、戦後の冷戦時代にはこれが対ソ向け放送となりましたが、
時代が落ち着くにつれて政治色は薄れ、
アメリカ文化の紹介や、自由主義~民主主義の啓蒙、英語教育の推進など、
アメリカの「教育ラジオ」的な存在となりました。

センセは中学の頃から FEN、Far East Network を聴いておりましたが、
これは日本に駐留している米軍ならびにその家族向けの放送で、
VOA のような教育的なものではなく、
内容の 80% が流行(はやり)の音楽で占められているものでした。
現在では FEN じゃなくて AFN、 American Forces Network となりましたが、
内容的にはどうなのでしょうかね?
現在のセンセは全く聴いてないので分かりませぬ・・・。

FEN に関しては過去ログで詳しく書いているので
ぜひお目を通してくだされ!

で、脱線してしまいましたが、
VOA に代わる OAN、すなわち One America News というラジオ局ですが、
専らトランプ氏の発言などを一方的に垂れ流す放送局らしく、
ま、いつものことなのでそれには片目をつむりますが、
驚くことに、過去には、
クレムリンから融資を受けるロシアのプロパガンダを配信する業者から
情報サービスを受けていたとのこと!!!
すなわち、
ロシアにとって不利な内容は一切報道しない放送局とのこと!!!

実のところ VOA を完全に OAN に肩代わりさせるのか、
あるいは OAN からも配信させますよ、ということなのか、
いまだちょいと分からない点がありますが、
そもそもがトランプ氏のロシアとの繋がりには
これ以外にも全く持ってブラック極まるところが多々ありますので、
このような要因を度外視して、
彼のロシア政策に対して客観的観点からやいのやいの言っても無駄なのでは?
と思うわけであります。

今週はこれまでっ!

今月のウクライナ-247

ダウが二番底をつけたあとで反発しています。
下落トレンドを突き抜けた兆候も見られますが、
まだまだ予断を許さない状況ではあります。
また、先日発表された 4 月雇用統計も、予想よりも高い値でした。
一方で、四半期の GDP は 12 期ぶりにマイナスを記録しました。
ナンかちぐはぐなカンジですが、たぶん、これら全て、
関税政策に対する負の期待と緩和の期待の両者から生じたものだと思います。
GDP のマイナスは駆け込み輸入の増加によるものであるのは明らかですし、
ダウの反発はトランプの当初のアドバルーンが
ここに来て徐々に高度を下げていることに反応しているのだと思います。
4 月雇用統計の期待値よりも高い値は、
そもそも期待値が低すぎたことと、駆け込みの増加による一時的な人手不足、
この両者を反映しているのでは?と考えてます。
いずれにせよ、
確保された在庫が一掃されるまでは失業率は横這いを維持する可能性は高い。
ということは、やはり 6 月以降に関税に対する真の反応が出てくるのでしょう。
で、トランプ氏、ベッセント財務長官の忠告は比較的よく聞くみたいだし、
すでに 145% の関税率を 50~60% まで下げる可能性を示唆しているので、
個人的には、中国 vs アメリカの関税戦争は適当な所に落ち着くのでは?
と思ってます。
当面の間はコンクラーベ、ということでしょうが・・・。

ホントはリング中央で第 7 ラウンドまではやりあって欲しいのですけど WWW

で、ウクライナに対しても、ここに来て、良い対応をしています ♪♪♪♪
今月のウクライナ-238」で「は?」と心配していたセンセですが、
結局のところ、資源を餌に、アメリカ資本を呼び込むことに成功しました。
恒久的な安全保障を引きだすことは出来ませんでしたが、
実際に何らかの米国企業が資源採掘事業に乗り出せば、
それだけで大きな安全を担保したも同然です。
いわゆる WIN-WIN と言うことです。
ただし、企業としては、当然ながら、
戦火が収まってから乗り出す形にはなるのでしょうけどね WWW
加えて、
本当に採算が合うのかも現時点では未知数なところがあるようですし・・・。

この一週間でもいつもと変わらずいろいろあったトランプですが、
結局は「大山鳴動して」の結果に終わるのでしょうかね?
それともまだまだ「トランプ劇場」は継続するのでしょうかね?
いや、まだまだトランプらしさは続くようです WWW
下図を参照 WWWWWWWWWWW

トランプ法王.jpgX より

服装規定を無視して青いスーツを着たり、
アルファベット順の席順を無視して先頭に座ったり、
相変わらずの駄々っ子ぶりを見せつけたトランプでしたが、
さすがにこれは WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW

いや、確かにアメリカのカトリックは少数派でしょうけど、
一応キリスト教という括りでは一つということから、
福音派の方々はこれに対してどのように感じるのでしょうかね?
いわゆる「複雑な感情」を抱くのかと思いますが・・・。

今後、トランプ氏が日本を訪問する機会もあるかと思いますが、
個人的には、天皇陛下に会わせない方があのヨロシ!!!
会わせたが最後、
「衣冠束帯」に身を包んだ姿を AI で作って X ナンカに投稿して
「トランプ天皇」なんぞと自慢したりするでしょうが、
それは「イカン」でしょ WWWWWWWWWW

いや、でも、「トランプ劇場」はまだまだ変わらずこの先も続きそうで
一応は安心したセンセです WWWWWWWWWW
ホント、つまらぬ TV 番組などより数百倍は面白いです WWWWWWWWWW
不謹慎ではありますが WWWWWWWWWW

今月のウクライナ-246

「パナマ運河とスエズ運河を通るアメリカの船は全部タダにしろ!」
と宣(のたまい)だしたトランプ氏ですが、
いよいよ春の大型連休が始まりました ♪♪♪♪
世間は連休で浮かれてますが、
高踏的なセンセは相変わらず実験と論文書きに集中する予定です。
でも時には気晴らしに研究室の庭仕事もしておりまして、
昨今は、芝生にニョキニョキ生え出したスギナ退治に躍起となっております。
で、同じような問題でお困りの方々にセンセの方法を教えてあげませう!

始めに、緑の葉っぱから吸収されるタイプの除草剤を買います。
ロゼットの葉をつけて冬越しするタンポポなどの雑草には、
芝生が冬枯れしている間に、
希釈した除草剤を噴霧器に入れてシュッシュしておけば OK 牧場!
このタイプの除草剤は冬枯れしている芝生には効果がなく、
冬でも青々とロゼットを広げるタンポポに有効です。
この方法は、クローバーなど、ツメクサ系の雑草にも応用できます。
問題はスギナ。
芝生が青くなりだす頃に同時にニョキニョキ生え出すので、
噴霧式では周りの芝生も同時に枯らしてしまうこととなるので不可!
この場合は、除草剤を薄めずに直接に筆に付けて一つ一つ塗りたくる!
希釈しないので速攻で効果を発揮する(1~2 日で枯れてくる)と同時に、
スギナの地下茎にまで浸透するので、
テッテ的な退治が可能となります ♪♪♪♪
ある程度希釈すればそれだけ金銭的にお得となりますので
必ずしも「原液」で塗りたくる必要はないかと思いますが、
希釈しスギナいのがコツです ♪♪♪♪
芝生の成長との競争ですので・・・。
是非お試しを!※
※ しばらくしてスギナの周りの芝も枯れ始めてしまいました・・・
やはりセンセの言うことはあてになりませぬ・・・
専門家の言うことを聞きませう 250514

で、トランプ。
LI 体質KG 気質とで 9 割がた説明可能な彼の言動~行動ですが、
残りの 1 割はこれでは説明できない・・・。
何故だろうか、と考えたセンセですが、
あ、そうか、あれだな ♪♪♪♪ と閃いた!

今現在ウクライナに停戦案を飲ませるべく
ゼレンスキーに対して恫喝にも似た対応をしているトランプ大統領ですが、
どういう訳かプーチンには大甘なのが世界中の誰しもが腑に落ちない・・・。
で、
「トランプはロシアの操り人形だ!」とか
「プーチンに首根っこを押さえられている!」とか
極端なご意見では
「トランプはロシアのスパイだ!」とまでおっしゃる方もおられるようですが、
そこまではいくらなんでもとは思いますが、
余りにも不条理な彼のプーチンに対する肩入れには
周りの目から見る限り、
何らかの圧力がかけられているとしか思えない・・・。

で、彼に対する「ロシア疑惑」に関しては、
すでに第一次トランプ政権時において相当に突っ込んで追及されていたのは
記憶に新しいところであります。
で、当時、次から次へと出るわ出るわの「醜聞」に驚愕したのも
懐かしいところであります。

ところがロバート・ミュラー司法省特別検察官がトランプ訴追を放棄し、
辞職を表明。
彼を引き継いだジョン・ダーラム特別検察官は一連の捜査を総括し、
これまでの FBI による捜査法を批判して、
最終的にトランプに対するロシア疑惑を否定。
これにて一件落着、との判定が下ったのも記憶に新しいところです。

で、誰か信じているヒト、いる ?????????

調子に乗ったトランプ陣営、
ここぞとばかりに司法、FBI、マスコミを糾弾し、
ディープ・ステート信仰を蔓延させて
自身の二回目の当選に結びつけることに成功した WWWWWWWWW
あ、なるほど、これではプーチンに頭があがらぬワイ WWWWWWWWW

1991 年にゴルバチョフが辞任してソ連が崩壊して以降、
ロシアの体制は自由主義の方向に大きく変わると期待されました。
確かに「共産主義」は無くなりましたが、
ところが「恐怖」に基づいた独裁政治はそのまま維持され、
KGB の名前は消えましたが、
KGB 体制はさらに進化して現在に至っております。
その KGB 出身のプーチンが行っている現行の政治体制の下では
彼に少しでも抵抗した人々は、皆、どういう訳か、
ビルから転落したり、
乗ってる車が爆発したり、
公園のベンチで休んでいたら意識が無くなってそのまま昇天したり、
あるいは搭乗していたヘリコプターが落っこちてしまったり、
とても不思議な形で世の中から居なくなってしまいます・・・。
なぜだろうなぜかしら???
ホントに不思議ですね WWWWWWWWW。

で、現在のロシア諜報機関はもちろん KGB と言う名称ではありませんが、
めんどくさいので、KGB としてお話します。

すでにウクライナ戦争前から指摘されていたことですが、
いわゆる「ハイブリッド戦争」、
すなわち、単に武力だけではなく、
これに様々な「ソフトパワー」を組み込んで戦いを進める方法を
ロシアは推し進めておりました。
このソフトパワーには色々な種類があるようですが、
特に最近では IT とか AI とかの急激な進展を大いに利用して、
西側諸国の分断を図っております。
例のフェイク・ニュースとかのお話です。
特に AI 、すなわち人工知能の発達によって、
素人でも実に容易く偽りの情報操作が可能となりつつありますので、
悪意を持った国家による他国の民意に対する操作などは
今後さらに深刻化していく可能性が高いと思います。
これ、中国も同じです。
特に、台湾に対する民意操作には相当に力を入れているはずです。
日本に対してもね!WWW
知っているヒトは知っていると思うけど WWW

で、このような「高度」な情報操作だけでなく、
「人間の本能」などに訴える昔ながらのやり口もあります。
「カネとオンナ」と言うことですね!
で、トランプ氏、これに引っ掛かったのでは?
という指摘が以前からありますが、
個人的には、
ナカナカ説得力があると思ってます WWWWWWWWW
特に彼の性癖を考慮に入れた場合は WWWWWWWWW

これに関する具体的な「出来事」などは
ネットで調べればゾロゾロ出てきますので、
興味がおありの方は、どうぞご自分で調べて下され。

で、「トランプはロシアの操り人形だ!」とか
「プーチンに首根っこを押さえられている!」とか
「トランプはロシアのスパイだ!」とか色々と言われてますが、
彼が若いころにロシアでやらかした「あの」出来事を考えれば、
トランプはプーチンに KTM を握られている!
と表現するのが最も適切であろう、と考えてます WWWWWWWWW

で、KTM って何?ってことですか?
KTM は KTM に決まってるじゃないですか~WWWWWW
いやだなあ~知ってるくせに~~~ WWWWWWWWWWWW






今月のウクライナ-245

「4 月 20 日には停戦させる!」
と宣うていたトランプ大統領・・・。
残り 8 時間しかありませぬ(日本時間)・・・。
当初は「就任初日、24 時間以内に停戦させる!」
と言っていたはず・・・。
今度は「両者ともに停戦に応じなければ、オレは降りる!」
と言っているそうだ・・・。
プーチン氏、彼の顔を立ててか、
あるいは単にロシア正教の信仰心に訴えてのことか、
復活祭の間の 30 時間は「自発的に停戦する」、と一方的に宣言した。
取り合えずゼレンスキー氏は付き合うつもりだが、
30 時間後は再びドンパチするのは見え見え ※。
中国兵も加わって、どうぞ大いにおやり下され WWW。
※ いや停戦中もドンパチやりあっていた模様 250421

それにしてもドナルド・トランプ・・・。
就任以来、何かまともな成果ってある?
トランプ湾くらいのものか?
あ、いや、アメリカ湾か WWWWWW。
でも、ホントはトランプ湾って名付けたかったんだろうな、
顔に書いてある WWWWWW。
いや、これとても「まとも」な成果、とは言えませぬが・・・。

で、中国の希少金属輸出規制ですが、
本来的には「規制」であって「禁輸」ではありませぬ。
但し、いくらでも難癖をつけることが可能ですので、
今月初頭にはすでに実質的な全面禁止的措置に踏み切っているようです。
で、アメリカも当面は在庫もあることでしょうし、
自国~他国の鉱山を開発して抽出技術も磨いているようですが、
実質的に使い物となるにはまだまだ時間がかかるみたいです。
で、ちょいと分からないところがありまして、
この実質的な禁輸措置はアメリカに対してのみ、なのでしょうかね?
当然そうなのでしょうけれども、
センセが言いたいことは、
日本など、他国を経由して輸入するような抜け道があれば
アメリカは当然それを利用するでしょうが、
そこのところはどうなのか?ということです。
ベトナムやカンボジアに対して
アメリカが想定外の高い関税をかけていることの逆、ということです。
たぶん、厳格な審査を経ての措置、ということでしょうから、
抜け道した場合はたちまちに発覚して全面禁止!
ということなんでしょうかね?よく知らんけど・・・。
以前、半導体用の洗浄剤を日本側が韓国に対して規制したことがありましたが、
あれのようなことなのでしょうかね?
商社のヒトなんかに詳しく聞いてみたいです。

で、中国の切り札としてはもう一つ、アメリカの農産物があります。
爆食の中国ですからこれが切られると大きいと思います。
特に大豆。
大豆の大規模生産国としては
ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイなどの南米が有名ですが、
これら南米諸国は、いまやウハウハしとるでしょうね!
生産量としてはアメリカは第二位、
中国そのものも第四位の地位にあります。

大豆の原産地は中国~満州あたりだったはず。
日本には縄文時代に伝わったようです。
で、中国国内産大豆は豆腐とか味噌~醤油製造などに使って
アメリカ産のものは大豆油を抽出するために使う、
絞ったあとの残りかすはブタの餌にする、
とのハナシを聞いたことがあります。
柯隆(か・りゅう)さんだったかな?

いずれにしましても、
トランプ氏の票田の一つである中西部の農業地帯に対する打撃には
大きなものがあると思います。

対するトランプ、
中国で製造された船舶に対して入港時に「みかじめ料」を請求するとのこと。
ま、取り合えずジャブ・パンチとは言えるでしょうが、
対するキンペー、
ボーイング社からの航空機の納入を停止した!
ボーイングは、相次ぐ 737 型機の事故を受けてここ数年赤字続きであったが、
これはナカナカのストレート・パンチ、と言えるかも!

不動産バブルが弾けて「失われた 30 年」に足を突っ込み始めた中国ですが、
今回の関税措置、
鉄鋼~アルミなどの重工産業に加えて
衣類~文具~玩具などの雑貨を扱う軽工業にも相当に打撃が大きい。
両者の打ち合いは始まったばかりですが、
この打ち合いは周りにも大きな影響を及ぼしますので、
対岸の火事とばかりに
ワクワクドキドキしつつ見物しているうちにも
ひょっと気づくと自分の飯の種が無くなっていた、
などということにもなりかねませぬ・・・。

為替の行方はパウエル議長の今後も含めて不透明なところがありますが、
仮に円高に転じたら、
日本としては米米 CLUB の他にも大豆もより安く購入できるようになり、
家畜飼料価格も低下、
さらには石油輸入価格も低下するなど、日本人としては良い面も多々あります。
前々前回、円高の時代にブーブー、円安に転じてもブーブー、
と書きましたが、以前であったなら、
ここ数年の円安に乗じて一気に貿易黒字が増加したはずですが、
円安でも黒字が伸びず、逆に輸入の負担増でゼーゼー言ってる日本。
中国~韓国~台湾に対する製造業の優位性が失われているのが明らかです。
技術移転や資本の移転などもさることながら、
先を行くものは常に追われる立場となることも歴史的に明らか。
また、これら極東の国々の人々は教育程度も高く、
学力~知能テストも常に上位を独占し、
さらには、基本、儒教的勤労倫理観を有するなど、
共通点も多々あります。
これら極東の国家間で何かと問題も発生しますが、
互いに切磋琢磨して高めあっていけば一つの文化圏が築かれてとてもヨロシイ、
などとセンセは思うのですが、
やはり中国の一党独裁共産主義というのが根本的なネックでして・・・。

次回は「トランプ氏はプーチンに KTM を握られている?」説をご紹介します。