今月のウクライナ-241

さて「今週のトランプ」。
もうやんなってきましたが、ナントかがんばって書きます・・・。


先々週に
「トランプ氏は認知科学の世界において実に興味深いサンプルの一つだ!」
と書きましたが、
このような人格を表すものとして、
センセは本日、一つの専門用語を考えましたので、
以下に発表いたします。ジャジャ~ン♪♪♪
それは、

「Kitsch Guy
発音記号:【kɪʧ ɡaɪ


正式な発音は「キッチュ・ガイ」。
ヒトによっては「キッチ・ガイ」とか訛る方もおられるかも知れませんが、
許容の範囲内だと思います。
キッチュはドイツ語由来の単語であり、
ガイは英語で「オトコ~ヤツ」くらいの意味です。
定義される意味は以下の通り。

1.低俗なオトコ
2.悪趣味なオトコ
3.陳腐なオトコ

上記三点が 2025 年の International Conference において合意された定義ですが、
市井においては、しばしば
基地の外にいるヒト
という意味で使われる場合も多いようです。
abbreviation、すなわち短縮形としては、 KG となります。

で、KG 人格の持ち主では?
と認知科学分野の研究者の間でしばしば指摘されるトランプ氏ですが、
先日の上記会議の場では、
以下のような事例が scientific evidence、
すなわち、科学的証拠として挙げられておりました。

トランプ.jpgX より
多くの演者がこの画像を分析の対象に用いておられました。

また、
よく知られたガザ地区のリビエラ化に関する動画なども挙げられてました。

さらには、
YouTube などには彼に関する風刺画~ポンチ絵などが多く流通している、
と指摘する研究者もおられました ※。
※ 最初に貼ったものは削除の運命に・・・。
これは第一期に作られたものらしいです 250311。

以上から、
先々週述べたセンセの仮説に対してはここで新たに KG の概念が加わり、
これを補強する証拠が日々これでもかと追加され続けておりますので、
もはや仮説の段階から脱却して国際的にもほぼほぼ認知されつつあるようです。
いずれ命題として確立する可能性が高いと考えております。

で、カナダ、メキシコ、パナマ、デンマーク、アラブ諸国に続いて
欧州をも敵に回したトランプ氏ですが、
アフリカのレソト王国に対する無礼千万な言及もあり、
これに加えて USAID の打ち切りによって
サハラ以南をもほぼ完全に敵にまわした模様。
同様に、昨日、日本に対しても、
件(くだん)の安保薩摩守忠度論を蒸し返しました。
林氏と石破氏は無難に切り返しましたが、
折に触れてそのうち再び言及してくるかと思います。
関税に関しては、やる、延期する、でもやる、やっぱし延期する、
の繰り返しで、
KG 人格に加えてオオカミ少年症候群まで併発。
マスク氏とその他の取り巻き連との確執も明らかになりつつあり、
ルビオ氏がやや浮きつつあるような雰囲気も垣間見られ、
先日には「センセの仮説が直接的に証明されるには 1~2 年が必要」
と書きましたが、
ことによると夏休みまでには明らかとなるかも知れませぬ・・・。

トランプ氏の標語である
Make America Great Again、すなわち MAGA ですが、
Make America Miserable Again、すなわち MAMA になるかも!

♪ MAMA になるなら~今一度~♪・・・

懐かしいですね!!!







今月のお悔やみ

先日、ロバータ・フラック氏が亡くなられました。88 歳。
元々ジャズ系の歌手で、
1969 年に発売された First Take がデビュー・アルバムでした。
センセが知ったのは 1972 年にこのアルバムからリリースされた名曲、
The First Time Ever I Saw Your Face」でしたが、
この年はこの曲が連日のごとくに FEN から流されておりました。
その後は「Killing Me Softly with His Song」、
ダニー・ハザウエイと共演の「Where is the Love」などがヒットしました。

センセはアルバム「First Take」を秋葉原の石丸電気で購入し、
よく聴いておりましたが、
個人的には、この中の一曲、「Angelitos Negros」に強く感銘を受けました。
今では AI (人工知能の方ね!)が便利になりましたので、
どうぞ翻訳してみてくだされ。

今回久しぶりに彼女の歌を YouTube を通して聴きましたが、
圧倒的な歌唱力ですね!
素晴らしいです!!!
また、あの当時のアメリカを思い起こされて懐かしくも感じます。
トランプになって本当に様変わりしたもんだ、とも思いました。

「・・・したもんだ」で思い出した、
みの・もんた氏も無くなられました!
みなさま、くれぐれも夜遊びは控えめにお願いいたしまする・・・。

合掌

今月のウクライナ-240

たった今、モスクワから速報が入ってきました!
クレムリンからプーチン以下三名が救急車で病院に搬送されたとのことです!
主治医によれば、
ウオッカの飲みすぎと笑いすぎによって急性腸捻転にかかったとのこと!
特にプーチン氏は腸捻転に加えてウオッカによる誤嚥性肺炎をも併発し、
「緊急手術を要する」とのこと!
ロシアの独立系メディアによれば、
「三人は大統領執務室でウオッカを開けながら
ゼレンスキーとトランプとの会談の映像を TV で見ていたところ、
開始 45 分くらいのところでいきなり全員が飲んでいたウオッカを噴き出し、
椅子から転げ落ちて床の上でのたうち回りだした」
とのことです!!!

さて、始まりました「今週のトランプ」!
本日は朝からいきなり強烈なパンチを食らわしてくれて、
センセも急性腹膜炎を発症寸前でした WWWWWWWWW。

で、TV でご覧になった方々も多いでしょうし、
ネットの NHK サイトでも 49 分にわたってフルカバーしてます。
始めはそれなりに当たり障りのない外交辞令で始まった会談でしたが、
途中から雰囲気が嫌悪となり、
最後はまさにケンカ別れ!
特にヴァンスが横やりを入れてからは感情の応酬となってしまいました。

で、もちろんゼレンスキー大統領の支持率は 4% ではありませんが、
長引く戦争に伴ってジリ貧であったのは確かです。
で、通常、このような状況で自分たちの代表が強硬な形で反撃した場合、
経験から言えば、
少なくとも一時的には国内の支持率はむしろ急上昇するはずです。
で、その後、現実によって、
一時の高揚感が後悔の念に変わったりもしますが・・・。

いずれにしましても、高みの見物で高笑いをしているのが
プーチンであるのは間違いないところでしょう。

それにしてもトランプと言おうかヴァンスと言うべきか、
「アメリカに対する感謝~尊敬の念は無いのか?」
との発言には驚きました!
これはたぶん、恐らく、少なくとも TV の前での記者会見の席では、通常、
このような苛烈な議論は起こらない、あるいは起こさない、
という紳士協定のようなものがあり、
記者を交えずに行われる本番では熾烈な議論があるのは当たり前、
ということを意味しているのかな?
とも思いますが・・・※。
※ そんな大それたものじゃなくて、
単にトランプが本能~欲望のままに生きている、
そして最大の追従者であるヴァンスがボスの気持ちを忖度した、
というだけかとも思います。
いずれにしましても、
先日述べたセンセの仮説を補強する証拠がまた一つ増えた
とは思います WWWWWWWWW。
相当に robust な証拠かと WWWWWWWWW。

唯一の救いが英独仏を中心とする西欧諸国、
これに加えて北欧~バルト三国~ポーランドなどの国々は
強烈にウクライナを支持しているという事実でしょう、当然ながら。
何しろウクライナが敗北すれば、
現在ウクライナ東部に張り付いているロシアの軍隊の多くが
フィンランド~バルト諸国~ポーランド国境に展開する可能性が
大いに出てくるわけですから・・・。
プーチンの次の目標としては、
カリーニングラードの回廊問題や、
モルドバの沿ドニエストル共和国問題などをあげることができるでしょう。
また、バルト三国には数多くのロシア系住民が住んでおりますので、
今後に問題化する可能性もゼロではないかと・・・。

今回のトランプ・ゼレンスキー会談は
停戦交渉のテーブルに着く条件に関するものだと思います。
で、トランプは 4 月中に、
プーチンは 5 月の対独戦勝利記念日までに停戦を実現したいと言ってますが、
仮にゼレンスキーがトランプの条件を飽くまで拒んだ場合は
どうなるのでしょうか?
アメリカを除く NATO は当然ゼレンスキー側に着くでしょうから
ウクライナが直ちに瓦解することはないでしょうが、
トランプはウクライナに対する武器援助を完全に停止するのでしょうか?
あるいは最悪の場合、ロシアに対する制裁を一方的に停止するのでしょうか?

まだまだ不透明な状況のウクライナ問題です。

一部では、当事者であるウクライナを排除して行われる米露会談を
ヤルタ会談になぞらえる向きもあるようですが、
センセに言わせれば、むしろ、
ヒトラーとスターリンとの間で結ばれた「独ソ不可侵条約」により近い、
特に、独ソ不可侵条約秘密議定書にクリソツである!と思います。
まさに「欧州の天地は複雑怪奇なる新情勢」、ということです。
異なる点は、もちろん、
ヒトラーはその後のソ連侵攻を腹の中で企んでいた点で
頭一つスターリンよりも腹黒かった、ということでしょうが、
今回の場合はトランプはプーチンにコロッと騙されているという点で、
頭一つ、いや頭十個くらい文字通り頭が ●● い、
ということでしょうか WWWWWWWWWWWWW。

本日のワシントン発 AFP時事によれば、
過去のアメリカ国防省長官 5 名が連盟で
トランプ大統領による最近の国防省改革、すなわち粛清、に対して
抗議書を提出したとのことです。
5 名とは、
民主党政権時の国防長官オースチン、ペリー、ヘーゲル、パネッタに加え、
第一期トランプ政権時のマチスも加わっています。
これらの「実務の頭脳」の意見も、
そもそも入る頭がなければ入る場所がない、
と言うわけでして・・・。


今月のウクライナ-239

始まりました「今週のトランプ」!
今月半ばから来月一杯にかけて平日のセンセは実験実験で忙しく、
夜も論文書きで時間が取れないので「今日のトランプ」シリーズは中止。
代わりに「今週のトランプ」とさせていただきます。
土曜日はへたばって一日中ひっくり返っているので、
専ら日曜に書く形となるでしょう。
特に今週は三連休なので、余裕余裕 ♪

で、まずは「今月のウクライナ-75」を読んでおいてくだされ。
ハナシはそれからだっ!

3 年前に書いたものですが、
一言半句、変える必要のない文言だと思います。
今現在世界で生じていることが 100% 予言されておりますので、
常日頃からセンセのブログを読んでおられるすこぶる知能の高い方々にとっては
今日この頃の出来事なんぞはとっくに織り込み済みのことでありましょうが、
常日頃からセンセのブログを読まないそれなりの知能をお持ちの方々にとっては
今日この頃の出来事なんぞは驚天動地のことでありませう。

で、一言半句変える必要がないと書きましたが、
ただ一点、付け加えるべき因子があるのでは?と思いまして、
以下に付してみたいと思います。
未だ「仮説」の段階ではありますが・・・。

それは、「ドナルド・トランプは知能が低い」仮説です。

たぶん、比較的多くの方々が薄々は感じているのかも知れませぬが、
いまだはっきりとは自覚していないのじゃないのかなあ~
と感じまして、
センセが敢えてこの場で提出してみたいと思います。

ちなみに、「知能が低い=BK」ではないです。
BK という言葉は、立場によって逆の意味となったりします。
とあるヒトが良かれと考えて唱える政策は
逆の立場から見れば BK に映るかも知れません。
また、「専門 BK」などという言葉もありますし、
「オレも若いころは BK ばかりやってねえ~」
などと半分自慢げに話したりもしますので、
必ずしも「絶対的」な評価を示す言葉ではありませぬ。
それに対してセンセがここで定義する「知能」とは、
文字通り「知能検査」によって示される絶対基準のことです。
相対数値として表されますが・・・。
従いまして、
これは「悪口」とは異なって「認知科学」に含まれるべきものですので、
トランプ氏に対するいわゆる「誹謗中傷」とは完全に無縁であり、
氏の認知機能を「科学的に分析する試み」
とでも言うべきものでありましょう WWW。

もちろん人間の総合力は知能のみによって決まるものではありませんが、
知能が大きく影響する分野も、当然あります。
幸か不幸か、
あるいは不幸か不幸か、
政治の分野はそれほど影響しないように思えます WWWWWWWWW。
トランプ氏の場合は、
「知能以外の能力によって現在の地位を獲得した」と言っても、
あながち間違いではないでしょう WWWWWWWWW

上記仮説を設定すると、
これまでの彼の行動のほぼ全てが一切の矛盾なく説明可能となります。
以下。

1. ディープ・ステートを信じている
今現在イーロン・マスク氏を通じて行っている
多くの行政機関に対する粛清~人員整理は
「行政の無駄を排する」を旗印に行われておりますが、
CIA や FBI までをもやり玉に挙げているところをみると、
背後には、
ディープ・ステートを叩き潰す!という考えが横たわっているように思えます。
ディープ・ステートという概念(妄想と言うべきか)がなぜ生まれるのか、
答えは至極簡単です。
知能の低いヒトは知能が高いヒトと低いヒトを区別することができない一方で、
知能の高いヒトは知能の高いヒトと低いヒトを区別することができるためです。
簡単でしたね!
身も蓋もありませぬが・・・。

2. 自然科学を理解できない
反ワクチン、反マスク(イーロンじゃない)、反環境保護、反その他などなど、
これらは「政治的信条」とは無関係です。
現状の環境保護活動に対する普通の真っ当な人々による反対の多くは、
環境保護そのものに対するものではなく、
その急進性~拙速性、あるいは偽善性に向けられたものです。
一方のトランプによる反環境保護の動機は単純に金儲けに基づくものです。
マスクの効能に対する評価はすでに過去ログで述べておりますので、
よければご一読くだされ。
トランプ氏は反ワクのオトコを厚生長官に任命しましたが、
現在テキサスでハシカが急速に広がっているようです WWW。

3. 歴史~経済~思想などの人文科学とも無縁
これらをトランプ大統領に求めること自体が無駄です WWW。
たぶん、関税政策なんぞは
講談社:ジュニア版「マッキンリー大統領ものがたり」村岡花子訳、
などを読んで(ダイジェスト版)いたく感銘を受けたのでしょう WWW。

4. 演説で使われる単語の種類が単純かつ限定的
どうぞ X などに日々現れる彼のつぶやきをチェックしてくだされ。

5. プーチンにコロッと騙される
今頃、クレムリンの大統領執務室では
プーチンとラブロフとペスコフの三人がウオッカを開けながら
ギャハハハ大笑いしつつ床を転げまわっていることでありましょう。

プ「な、おれの言った通りだろ、外相 WWW」
ラ「いや大統領!こうも簡単にいくとは WWW」
ペ「さすが元 KGB ですなあ~、人の心を見透かすのが実に見事で!」
プ「おれの手元には昔 KGB が入手した彼の知能テストの結果があるのさ!」
ラ「どれどれお見せくだされ・・・あ、こりゃひどい WWWWWWWWW」
ペ「どれどれ、あ、こりゃひどい!ひどすぎますなあ~ WWWWWWWWW」
プ「いや、おれもさすがにこれはガセだと思ったよ WWWWWWWWW」
ラ「とても人間のものとは思えませぬなあ~ WWWWWWWWWWWWW」
三人「ギャハハハハハハハハハ Za zdorovʹye! WWWWWWWWWWWWW」

・・・・・・クレムリンの夜は更け行く・・・・・・・・・。

その他にも状況証拠は数限りなくありますが、
実のところ、これらは状況証拠であって直接的な証明ではありません。
従いまして、センセの「トランプ低知能説」は、
現時点では仮説に留まります。
これを直接的に証明するには以下の方法などがあります。

1. 1~2 年待ってみる
10~20 年も待つ必要はないと思います。
たぶん、来年中には事実~実績の蓄積により、
上記仮説の正しさが証明される可能性が高いと考えてます。

2. 過去の知能テストの結果を裁判所に提出させる
トランプ自身が選んだ保守系の判事たちも、
結果を見せられた場合、
ある者は目を白黒させ、
ある者は頭を抱え、
ある者は、あのアルファルファのように、
髪の毛を逆立て、
口から泡を吹いて、
卒倒してしまうかも知れませぬ。

3. ホテルの一室に監禁して知能テストを受けさせる
もちろんスマホは取り上げます。


お腹が空いたので、お昼といたします ※。
※ お昼過ぎは研究室で明日の実験準備をしておりましたので、
夜になってクレムリン中継をお伝えいたしました(AP時事)。






今月のウクライナ-238

あ~もう疲れたわ・・・トランプ疲れ・・・。
で、本日は題名通りの「今月のウクライナ」である!

奇しくもミュンヘンで開かれた米欧ウクライナ会談で、
ヴァンスはウクライナにちょこっと言及したかと思うと
欧州各国の政治的偏向振りに対して延々と持論を展開。
欧州は当然ながらこれに猛反発!
ゼレンスキーもウクライナ抜きのプートラ会談には猛反対!
で、アメリカ特使のケロケロケロッグ氏が言うには、
ロシアにも領土的譲歩を迫るとのこと・・・。
プーチンが飲むはずないわ WWWWWWWWWWWW!

で、原油価格の下落を模索しているとのこと・・・。
「直ちに停戦!」じゃなかったのかい~~~ WWWWWWWWWWWW!!!

で、「G8 としてプーチンを参加させるべき」とのこと・・・。
いや、残りの 6 人(トランプを差し引く)が出席しないだろ。
プートラで G2 でもしていてくれ!

で、プーチン、
国内の報道機関に圧力をかけて、
「仮に交渉の場に臨むとしても、
トランプの圧力によってテーブルに着いたとは絶対に書くな!」と厳命!
一方、亡命中の独立系ロシア報道機関は
「ウクライナ抜きの米ロの平和交渉は将来的な禍根を残すのみ!」と発表。
その通りでありませう・・・。
奇しくも今回の会談はドイツのミュンヘンで開かれました。
将来の歴史学者、これを第二次ミュンヘン会談と名付けるのでしょうか?

で、希少金属と引き換えに武器弾薬を供給するとのこと、
「なるほど、それはウクライナとしても良いハナシであろう」
とか思ってたセンセですが、
よくよく聞くと、
「いや、これまで与えてきた武器弾薬代としてもらっとく」とのこと・・・。

は?

いやこのハナシは錯綜しているので、まだ確信できませぬ。保留 ※。
※ 先ほど「ゼレンスキーが拒否した」との NHK の報道。

で、いずれにしましても、
ここでもまた欧州とウクライナを敵に回してしまったトランプ大統領。
先日は親米的であったはずのサウジとヨルダンを敵に回し、
兄弟国であったはずのカナダを怒らし、
メキシコ~パナマ~コロンビアなどの舎弟分から総スカンを食らい、
デンマークからも反発されるなど、
全世界の自由主義諸国から大ブーイングを浴びる羽目に陥った大統領・・・。

恐らく次は
以前のお友達(と一方的に信じている)キムくんのところに行き、
核の廃棄を持ちかけて DEAL を行いたいのだろうが、
いやキムくん、さすがに懲りているので丁重にお断りするだろう。
で、例のお姉さんがしゃしゃり出てきてトランプに向かい、
「茹でた牛頭も笑うわ WWWWWWWWW!」
との名台詞を再び投げつけるのであろう WWWWWWWWW!

いや、あのお姉さんのシニカルな表現の発想力には、
個人的には、いつもながらに感服しております WWWWWWWWW。
弟子入りしたいものです WWW。

で、首尾よくパレスチナ~ウクライナ~北朝鮮の三つの問題を解決したら
ノーベル平和賞を三回くらいは貰えるであろう、とか、
腹の中で一人ソロバンをはじきながら皮算用を行っているのであろうが、
オスロに自分で推薦状を送ったところ、
ノルウエーの国王に
「おめ~にやる平和賞はねえ!」とか言われ、頭にきて
「ノーベル平和賞をくれないと軍隊を派遣する!」
とか言ってアメリカ大西洋艦隊をノルウェー沖に派遣し、
艦砲射撃を行って武力で平和賞をもぎ取るという WWWWWWWWW。

で、北朝鮮、
ひき肉のお代わりの注文が入っている模様。
ここからも分かるように、
プーチン氏、テーブルに着くためにも、
最低でもクルスクは取り戻す必要がある。
で、戦車~装甲車~その他車両は今現在ほとんど払底状況。
だもんで、最近ではロバくんとラクダくん(フタコブラクダです)が登場!
これに加えて松葉づえをついた傷病兵よりなる部隊まで!
ひき肉を背中に乗せたロバとラクダを、
多くのドローンが飛び交う空の下、
松葉づえをついた老人がとぼとぼと引いていく哀れな姿・・・。
♪ ドナドナド~ナ~ド~ナ~・・・・・・・。
涙無くして語れませぬ・・・・・・・・・。

結論。
戦(いくさ)はまだまだ続きます。


今月のウクライナ-237

もうタイトルを「今日のトランプ」と変えた方が良いような毎日ですが、
ガザ地区の今後に関しても相変わらずぶっ飛んだ発言をしているトランプです。
内容に関しては、すでにみなさま十分にご承知のことかと思いますので、
ここでクドクド説明することは致しませぬ。
で、これもいつものパターンですが、
言った口が乾かないうちにルビオやスポークスパーソンのお姉さんが
直ちに尻拭いの発言をするという・・・。

これが意味することは、
「彼の発言は取り巻き連の間でも共有されていない」ということです。
要するに「取り合えず言ってみた」ということです。
で、周りの様子を見て「行ける!」と思えばさらに風呂敷を広げるか、
あるいは搦め手から突っ込んでみるか、
またはサッサと撤回するか、
のいずれかです。
この件に関しても、早くも本日になって彼が言ったことは、
先日述べていたものとは相当に異なる内容となっています。

先のカナダとメキシコとの交渉でも、
大きなアドバルーンを打ち上げたあとに得られたものは
国境での不法移民と薬物流入の監視のみ・・・。
「素晴らしい成果だ!」
とかおっしゃる方々もおられるようですが、
センセの目から見ると
「大山鳴動して」の類(たぐい)にしか見えませぬ・・・。
両国に課するはずの関税も一ヶ月後に先延ばしされましたが、
今度は世界一率に鉄とアルミに 25% の関税をかけるとのこと。
要するに、
すでに息も絶え絶えの US スチールの尻を叩いて
アメリカ産の鉱石を用いて彼らに鉄鋼製品を作らせたい、
ということなんでしょうね WWW。
日本としては、
行き場を失った鉄鋼やアルミニウムをお手頃価格で購入できて
よろしいんじゃないのでしょうか?
アメリカ抜きで TPP のような市場をより活性化していけば
よりよろしいんじゃないのでしょうか?
中国は速攻で報復関税をアメリカに対して課しましたが、
そのうち日本に対して秋波を送ってくるような気もします・・・。

昨日の発表によれば、
昨年の日本の経常収支は史上最高値を更新とのこと!
もちろん最大の原因は急激な円安にありますが、それ以上に、
戦後~経済成長時代の日本のサラリーマンの方々の努力の賜物、
24 時間、日々戦い抜いてきた彼らの貢献の賜物。
これらの海外の日本資産により、
史上最高の借金額(飽くまで国内でのハナシ)をも同時に更新しましたが、
経済的国力はたとえドイツに再び抜かれようとも、
膨大な借金にも揺るぐことのない日本!
世界的な関税合戦となって世界同時不況に陥ったとしても、
日本は沈没いたしませぬ!
トランプの要請に応じてさらにアメリカに投資することとなっても、
これらは、さらなるヘッジとなって日本に利する形ともなり、
最悪の場合は「米国債を売る!」とのオドシ文句もありますぞ!

ネットなどでは
「これこそ真の交渉術だ!やはりトランプは天才的なビジネスマンだ!」
とかおっしゃる方々も一定数おられるようですが、
彼のような態度が交渉相手を含めた周りの人間に与える印象を考えると、
そんな単純なものとは思えませぬ。
どのような人間にも、そして国家にも、尊厳~プライドというものがあり、
金とオドシだけで動くものではありませぬ・・・。
また、金とオドシで結びついた関係というものがどれほど脆弱なものか、
日々の生活の中で身に染みておられる方々も多かろう、と思います。

過去には一枚リーグであったアラブ連盟でしたが、
度重なる対イスラエル戦争での負け戦によりすっかり切り崩され、
個別にイスラエルとの和平交渉を余儀なくされてしまいました。
バラバラとなってしまったはずの「アラブの一枚岩」でしたが、
この度のトランプの発言で民族としてのアラブの魂に再び火が付き
せっかく親米となってこの地域でのアメリカの足掛かりとなっていた
サウジアラビアまでもが反旗を翻し、
反米~反イスラエルを唱えてアラブは再び一枚岩となるチャンス!
チャチャンスチャンス!!

♪ チャンスは二度と来ないわよ、チャンスを逃がすはバカだわよ、
ちょんぱっ!!!← ひょっこりひょうたん島です ♪

・・・ひょうたん島はともかく、
アメリカとは良好な関係を維持してきたサウジがまずは噛みついた!
エジプトも近々にアラブの諸国家を集めて会議を行うと発表!
トランプと共に会見に臨んだネタニヤフ、
度肝を抜かれるトランプの発言をナントかアドリブでカバーしつつも
「いや、それはちと有難迷惑なんだが・・・」とか、
表情が物語っていた・・・。

金とオドシでしか交渉する術(すべ)を知らないトランプ・・・。
自分の、自国に対する愛情や誇りと同じものを
他国の人々も同様に持っていることを知っているのか知らないのか、
今現在次々と選挙公約を実行しつつあるトランプに対して
過半のアメリカ国民は喝采を送っているようですが、
一年後の彼らがどうなっておりますことやら・・・。
選挙公約の実行=公約目的の達成、ではありませぬ・・・。

010911 の結果を受けてイラク侵攻を開始した小ブッシュは、
当初、大多数のアメリカ国民から絶大な支持を受けておりましたが、
数年後にはどうなりましたでしょうか・・・。
自国の歴史くらいは学んで頂きたいものではありますが・・・
さて・・・。


今月のウクライナ-236

実験の連続で疲労が重なってブログの更新が出来なかったセンセでしたが、
センセよりもはるかに年上のトランプ氏はまことに疲れ知らず。
精力的に活動、というか迷動、と言おうか、し続けております。

で、石破首相との会談、良かったんじゃないのでしょうか?
石破氏、多くの関係者と相談して助言をもらい、
予行演習に余念がなかったとのハナシですが、
あの、ヒキ●●●のような独自の風貌にさしものトランプもタジタジ・・・。
今回は冗談も交えて和やかな雰囲気で初会見が行われましたが、
今後、何かハナシがこじれたら、
教えてもらった「結論から先に述べる」方法なんぞハナから無視し、
彼独自のいつもの手法を用いて、
とくとくと長時間にわたって搦め手から論理的に持論を展開して下され。
トランプ、しびれを切らして赤鬼のごとくに怒り出すでしょうが、
そのときは石破氏、
お得意の白目をむいた形相で上目遣いにトランプを睨むとヨロシ!
加えて体中からアブラをじゅるじゅると噴き出すとなおヨロシ!!
さらに出来れば口をカッと開き、
粘着性の舌をカメレオンのごとくに突出させてトランプの出鼻をくじけば
あおヨロシにあかヨロシにあのヨロシ!!!
児雷也石破!の異名を捧げてあげませう!

石破氏.jpg適当なサイトより勝手に頂戴させて頂きました。感謝
石破ガンバレ~~~ WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW!
応援しとるぞ~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


さて、以下、真面目にお話いたします。コホン・・・。
多くのヒトが言っているように、
故安倍晋三氏の余韻がトランプの中に残っているのは間違いないと思います。
以前のブログでも書きましたが、
安倍氏がトランプのココロを掴んで離さなかったその理由は、
安倍氏の特異なキャラクターのせいも当然ありますが、
同時に、
トランプ氏が孤独なオトコであることも大きな理由だと思います。

これもすでに以前述べましたが、
トランプ氏は自分の父親の影響を強く受け、そのために
「強くなくてはならない!負けてはならない!自分の誤りを認めては負けだ!
負けを認めるくらいなら、百回でも嘘をつくほうがましだ!」
との強迫観念の下にこれまでの人生を過ごしてきたお方です。
このため対等な友人関係を築くことができず、
若者言葉で言うところのマウンティングを常にとり続け、
自分よりも下位、あるいは彼に忠誠を尽くす人々で
自分の周りを固めてきたオトコです。
そのため、本心からの友人なんぞ一人も居りませぬ。
すなわち、典型的な独裁者の孤独をかこつオトコ、ということです。
ヒトラーやスターリンほどではないでしょうが・・・。
そんなオトコにとって、
朗らかなキャラを本質的に有する、いや、有していたシンゾーは、
死ぬか生きるかのビジネスの世界で過ごしてきたトランプにとって
唯一、心からの話が出来たオトコだったのだ、と思います。
たぶん、間違いなく、
女房のメラニア婦人よりも愛していたんじゃないかな~と思います。

個人的想像ですが、
トランプにとって女性とは、
「心からの愛情をやりとりする相手ではなく、一種のトロフィーのようなもの」
と考えている、
と思ってます。

で、そんなシンゾーの面影が、
部分的であるにせよ、
児雷也石破にも投影されたのかも・・・。

他の要因として、
やはり戦後一貫して揺るがぬ日本の対外政策が挙げられると思います。
戦後の日本の繁栄が
アメリカによる強力な安全保障の下に築かれてきたことは明らかです。
また、折に触れた政権交代の局面もありましたが、
基本、自民党による安定した政権運営が行われてきたことも事実です。
某 K 国のようなクーデターのごときものが発生する余地もなく、
強力な民主主義が根付いている国であることも間違いありません。
対米印象は常に高く、
対中国の印象は、増減の波はありますが、基本的に低く、
特に近年は非常に低く、
80 年代の日米経済戦争も収まり(日本の譲歩のせいですが)、
21 世紀になってからは、
両国間に争いごとらしきものは皆目見当たりません。
すなわち、アメリカは、日本という国を、
揺るがぬ民主主義に基づいた非常に信頼できる国家である、
と見なしているかと思います。

一旦、お昼ご飯といたします。
続きは午後から。

・・・・・・・・・・・・・・・

で、午後となりました。
北海道銀行女子のカーリング試合があるのですが、
ガマンしてブログを続けます。

で、以上から、
1)信頼しうる安定的な日本の立ち位置
2)故安倍晋三氏の影響
3)児雷也石破氏の怪異なる外見的ポテンシャリティー
などにより成功した両者の初会見ですが、
もちろん他の要因もあります。以下。

何と言っても日本の国力の低下、
特に輸出力の低下によりアメリカの対日輸入額が相対的に減少した、
というのが最大の原因でしょう。
JETRO の統計によれば、
2023 年の対米輸出の国別順位は EU>メキシコ>中国>カナダの順であり、
これら 3ヶ国プラス 1 地域連合で大部分を占めてます。
日本なんぞはドイツよりも低いくらいです。
アメリカは、これらの国々の全てに対して輸入超過となってます。
なるほど、これを見る限りにおいては、
あのようにトランプ氏が関税関税とうるさいのも理解できます。
もちろん輸入超過には正統な理由もあると思いますので、
それに対して各国がやいのやいの言ってるのでしょうが・・・。

次に国防に対する支出の増額。
これに対しては、日本はすでにトランプ氏の大統領就任以前から
増額の方向で動いていました。
その原動力の一つとなったのがウクライナ戦争の勃発であったのは
間違いないと思います。
2% という数値が妥当か否かは本質ではなく、
本日の石破総理が TV で述べていたように、
我々日本人自身が自国の国防をどうするのか本質的に考える必要がある、
というところが文字通り本質です。
過去にも何度か述べてます。

さらに、仮にトランプが日本に関税をかけるとした場合、
LNG 、液化天然ガスの輸入を求めていましたが、
これは日本にとっても朗報です。
アメリカからのエネルギーがお手頃価格で得られるならば
現在の日本の物価高の緩和に大きく貢献するのが明らかですし、
また、トランプ氏は
カナダ、メキシコへの関税の発効を 1 ヶ月遅らす措置を取りましたが、
仮に 1 ヶ月後に実施されたとしたら、先日も申し上げたように、
カナダ産原油が日本へ流入してくる可能性もありますので、
どちらに転んでも日本には有利に働きます。
いわゆる WIN-WIN の関係となります。

最後に、例の日本スチール問題ですが、
ハナシを聞く限り、トランプはアメリカの面子にこだわっているようです。
要するに、例のアメリカ湾~マッキンリー山問題と同レベルのハナシです。
ということで、アメリカの面子を立てるために、
実質的な買収に近い形の名目的な「投資」という方向で、
最終的に手を打つ形に落ち着きそうです ※。
めでたしめでたし ♪
※ またまたトランプ、
「株式は 50% 以上は持たせない!」と言ってます 250210。
どうなりますやら・・・。

で、次回は例のガザ地区=リヴィエラ化問題についてお話する予定です。
では、女子カーリングを見てきます ♪

今月のウクライナ-235

日替わりで新しい動きが出てくるので、ブログの更新が大変です・・・。
2 月 1 日に発効と言ってたカナダ、メキシコ、中国に対する関税ですが、
言った口の乾かぬ間に早くも「いや、4 日に延ばす」とのこと・・・。

要するに、取り合えず大きなアドバルーンを上げました、
で、相手がどう出てくるか様子見をしました、
で、一通り分かりました、
で、三か国ともに強硬な態度で出てきたので、
次にどうしようか、ちょっと待っててね、少し考えるわ、
ということ?

いや、企業間の取引だって「信頼関係」というものが重要でしょ?
ましてや国家間の交渉においても
信頼関係を構築することは極めて重要なんじゃないの?
取り合えず中国はおいといても、
カナダってアメリカにとって誠に重要な「友人国家」なんじゃないの?
おかげさんでカナダ対アメリカのバスケットボールの試合では
アメリカ国歌斉唱時に大ブーイング!
いつもは穏健なトルドー首相も今回ばかりは相当に頭にきてる様子だ。
メキシコのシェインバウム大統領もアメリカからの輸入品に
5 ~ 20% の報復関税をかけることを本日発表。
ただし、自動車部品に関しては除外する方針とのこと。
これは日本やドイツの自動車メーカーの工場がメキシコに多いので、
生産に支障が生じることを考慮に入れたため。
オトナの態度ですね、トランプとは大違いだわ・・・。

トランプ、さすがにカナダのエネルギー関連項目に関しては
25% ではなくて 10% に減額した。
10% に減額したって石油~天然ガスなどのエネルギーは
全ての産業~生活に直接的な影響を与える経済のコメなので、
その影響は極めて大きい。
今の日本の物価高の根本原因がここにあるのは誰もが知っている。
センセが住んでる長野県では、
レギュラーガソリンがリッター当たり 200 円を超すのも時間の問題だわ!

で、カナダ産原油天然ガスへの関税措置でウハウハし始めているのが
アジアや欧州の原油精製業者!
カナダの原油業者は、
はけ口を求めて東は欧州へ、西はアジアへと、輸出の矛先を変える可能性!
おかげでアメリカ国内、コストプッシュ型のインフレ再燃の可能性!
FRB 、利下げはおろか、利上げ局面の再来か!?
場合によっては、5% を再度突破する可能性も!?
一方で日銀の上田総裁、9 月までに一段の利上げの可能性を示唆!
加えて関税合戦に陥った場合、世界経済同時落ち込みも予想される。
これらが一緒くたになり、為替はいわゆる方向感のない展開となるか!?
いやはや混沌としてまいりました・・・。

で、パナマ。
パナマ政府はルビオのオドシにサッサと屈して
中国主導の一帯一路政策から降りることを表明。
それはそれでヨロシイとは思いますが、
肝心の通過料金は?
安くさせたの?
変わらないの?
変わらないならば、ダメじゃん!
そこが肝心じゃん!
そもそもが、パナマ運河の太平洋側、いや「東日本海」側と、
大西洋側、いや「東アメリカ日本海」側に中国企業が管理する港がある、
ということにいちゃもんをつけて
「パナマ運河は中国が管理している!
アメリカ船舶はそのために不当に運賃が吊り上げられている!」
とか言ってるわけでしょ?
けれども中国企業が管理する港があるからといって、
運河そのものを中国政府が管理運営しているはずもなく、
また、そのためにアメリカの船舶だけが
不当に高い通行料を払っているはずもない。
加えて、昨日も述べましたが、
アメリカ太平洋艦隊はハワイが拠点であり、
有事の際にちんたらちんたらと運河なんぞを航行してる日には
その時点でアメリカは「負け」だわ!
有事がいきなり来るはずもなく、
しかるべき時期が来れば、
その時になって軍を出動させ、
運河を押さえれば良いだけだわ。
加えて、有事の際、軍備も兵隊も持たない単なる一企業が
どうやって運河を押さえることができるのか?

要するに、トランプは、
中国の一帯一路政策が気に食わない、
中央アメリカや太平洋の島国、あるいはアフリカ諸国など、
比較的規模の小さな国々に札束によって影響力を及ぼし、
アメリカをじわじわと包囲するような、
「覇権主義的」なキンペーのやり方がとても気に食わない。

自らの「覇権主義」は正しいと思っているようだけど・・・。

で、小さな中央アメリカの国々の中でも
パナマは運河のおかげで地政学的にも重要だ。
だもんで、いろんないちゃもんを吹っかけて、
とりあえずはパナマ政府に中国の影響から脱却するように「説得」を試みた、
そしたらサッサと言うことを聞いた、
というカンジかな?

より下世話な言葉を用いてさらに言うならば、
要するに、トランプは、
自分の裏庭に中国がちょろちょろしているのが気に食わない!
カナダを 51 番目の州にしたいだの、
グリーンランドはアメリカであるべきだの、
メキシコ湾はアメリカ湾だの、
みんな同じ!
ただ単に、彼の頭の中の妄想、
Make America Great Again!
を口にし、実行しているだけ!
基本、プーチンとまったく同じ妄想的人格の持ち主だわ!

事によるとキンペー氏、
「トランプになってやりやすい」と感じているかもよ!
トランプ、台湾を見捨てるかもよ!
以前にも述べましたが、ホントにホンコ、
二人で太平洋の真ん中でアジアを「山分け」にする DEAL を行うかもよ!
その場合「東日本海」は
「東中華人民共和国海」と「西アメリカ合衆国海」とに分かれることとなろう!




今月のウクライナ-234

さて、先日引退を表明したばかりのカナダのトルドー首相ですが、
トランプに対して引退前の最後っ屁をかました!
アメリカからの輸入品に対して 25% の報復関税だ!
メキシコのシェインバウム大統領もやる気満々!
近々に対抗措置の発表があるだろう。

アメリカ向けのカナダの輸出品目の中で、
原油や天然ガスなどのエネルギー関係は重要な品だ。
これに 25% の関税をかけるということは、
当然ながら、少なくともアメリカ国内のエネルギー価格には
上昇圧力がかかることを意味する。
一方でトランプは世界の原油価格に下方圧力をかけている。
自国のシェールに対しては、
「掘れ、ベイビー、掘れ!」と、文字通り発破をかけている。
自国のエネルギーだけで需要が賄えるのであれば問題はないが、
賄えない。
特に今後、莫大な電力を必要とする AI 関係が伸びるにつれ、
海外からのエネルギー供給を増やしていく必要がある。
仮に、これらにも関税をかけるとするならば、
エネルギー価格が上昇し、物価が上昇し、AI への下押し圧力となる。
より低価格で供給できる(との触れ込みの)中国製 AI に押される形となる。
現時、アメリカ国内の経済は好調で、
FRB のパウエル議長は、今回、さらなる一段の利下げを見送った。
これに対し、トランプはどういうわけかドル安がお好みのようで、
FRB にも下押し圧力をかけている。
安いドルで多くのエネルギーを自ら作り出した高値で買うつもりでいる。
矛盾の塊である・・・。

で、グリーンランド。
デンマーク政府はトランプへの対抗措置として、
グリーンランドを含む北極圏に対する防衛費の増額を決めた。
たぶん、自分たちでやるからおめ~は手を出すな、
と言いたいのだと思います。
で、当のグリーンランド住民ですが、興味深い調査結果が出てます。
住民の 85% はアメリカ人となるのは嫌!分かる・・・。
45% はトランプの提案を脅威と感じている。分かる・・・。
で、43% はトランプの提案を興味深いと感じている。なるほど~~~!

これは「今月のウクライナ-230」でセンセが感じていたことそのままだ!
グリーンランドの住民は、
現行のデンマーク政府の下での自治領という立場に対しては、
「悪くはないけどできれば独立したい」というカンジであろう。でも
「トランプの下でアメリカ人となるのは絶対にイヤ!」であろう。でも
「アメリカの資金で資源を開発し、輸出が出来れば OK !」であろう。加えて
「アメリカの軍事力の傘の中に入りたい!」であろう。
であるならば、アメリカはグリーンランドを自国領とするのではなく、
資金援助と軍事援助を約束しつつ独立派を支援するのが得策であろう!
昔パナマでやったように!

で、パナマ運河。
これは無理筋だと思う。
軍隊を派遣する?
血が流れる。
1964 年のように。
トランプが嫌いな血が流れる・・・。
トランプは、
ことによると中国と一朝事あらば、
を想定しているのかも知れませんが、
アメリカ太平洋艦隊はハワイを拠点としている。
わざわざパナマ運河なんぞ通って太平洋には出てこない。
そもそも戦後の米海軍空母打撃群は
パナマ運河通過を想定せずに建設されている。
で、トランプいわく、
「いや、軍事ではなく、通行料が問題なのだ!」
・・・んんんと、どういうことかな?

ということで調べたところ、
♪ 面白いブログを見つけました WWW。
なるほど~~~、パナマ政府が相当にがめついわけね!
これではトランプが文句言うのも当然だね!
でもその場合、中国は?
中国、関係ないじゃん!
パナマに関しては、なるほど、パナマ政府はがめつい!がめつ過ぎる!!
トランプ氏、ここはぜひ、お得意の DEAL!をかましてくだされ!
で、自国だけでなく、
日本を含むすべての国々の通行料を減額させるのに成功してくだされ!
そういう目的であるならば、100% くらいの関税をかけても OK 牧場!
センセが許す!

で、アメリカ湾。
これはもうお隣の某 K 国と同じレベルでお話になりませぬ・・・。
こういうところで彼のお里が知れる・・・。
マッキンリーに関しては、オバマの決定がつまらぬ案件。
いずれにせよ、自国内のことだから、どうでも良い案件。
でもアメリカ湾は「自国内」のことじゃない。
メキシコ大統領がカチ~ンとくるのは当たり前。
で、Google が早速こびへつらって
自国版の Google Map ではアメリカ湾と記載しているそうだ。
日本版の Google Map を今見たところ、
ちゃんと「メキシコ湾」と書いてある。
♪ 上出来だと思う WWWWWW。
そこでセンセから提案。
今後は太平洋は「東日本海」、
オホーツク海は「北日本海」、
インド洋は「南西日本海」、
カリブ海は「東パナマ日本海」、
大西洋は「東アメリカ日本海」と呼ぶことにいたしませう WWWWWW!

で、何かとお里の知れるトランプ氏ですが、
ネット上では、一定数のトランプ支持派がいる。
トランプ、並びに彼の取り巻き連が打ち出す政策の数々は
深謀遠慮の末に打ち出されたものであり、
センセのような浅謀近慮のオトコには分からないものである、
トランプの、一見すると奇想天外にも見える言質~行動は、
実は彼の天才を証明するものである云々・・・。

彼の取り巻き連の一人一人をここで羅列しても仕方ありませぬが、
皆さま揃いもそろって香ばしい方々ばかり・・・。
センセを含めた世界中の観衆は、
野盗の群れにも似た彼らがいつ何時仲間割れを起こすのか、
ワクワクドキドキ、
おもしろがりつつも期待しつつ、
毎日の世界報道に片時も目を離すことができませぬ・・・。

今後も注視していきませう!

今月のウクライナ-233

今日から 2 月。
一年の 1/12 が早くも吹っ飛んでしまいました・・・。
あの楽しかった今年のお正月もすでにセピア色した遠い過去の思い出・・・。
来年のお正月まで指折り数えて待つこととしましょう!

さて、就任以来、矢継ぎ早にトンデモ政策を打ち出し続けるトランプ氏ですが、
本日 2 月 1 日以降、
カナダ、メキシコ、中国の対米輸出品には関税がかかる予定です。
カナダとメキシコは 25%、中国は 10% ということです。

で、中国は最大のライバルですしメキシコは移民と麻薬の問題がありますしで
このような「いぢわる」をするのは、ある意味、
分かりやすいハナシだとは思いますが、
カナダとアメリカの間には特に目立った争いごとも見当たらない・・・。
傍目(はため)には兄弟国と言ってもいいくらいの仲に映る・・・。
個人的には、
Z に関して「ゼット!」と「ズイ~!」くらいしか違いが分かりませぬ・・・。
ケベック州は別として・・・。
結局、基本的には、少なくともカナダに関しては、
純粋に貿易不均衡の是正が主たる目的ということなんでしょう ※。
※ フェンタニル流入の可能性が強いです。
そのうちお話したいと思います 250206 ※。
※ やっぱし輸入額の問題かも??? 250209。

ちなみに、個人的経験からのお話ではありますが、
カナダのバンクーバーから来た英語の先生の発音が一番聞き取りやすかった。
中西部の先生は巻き舌で、
荒野を旅していた時には多くの「カヨリ」に出会った、とのお話。
「カヨリ?カヨリって何じゃ?」と頭を悩ましたセンセ、
よくよく聞いて分かったのは、カヨリ=コヨーテのことでした WWWWWW!
アスカピラスン=オスカー・ピーターソンも真っ青!
南部アラバマから来ていた医学部の学生も聞き取りづらかったが、
最悪だったのがニュージーランドのオバハン!
ズーズー弁であった・・・。
致命的だったのがバングラデシュからの留学生!
本人、英語がペラペラのつもりで機関銃のごとく喋りまくるのですが、
「チ」と「シ」の区別がつかないので、
千葉大が芝大となって誤解のオンパレードであった・・・。

で、トランプ大統領になって関税問題が大きな話題となってますが、
どこの国も自国の脆弱な産業を守る名目で関税をかけてます。
80 年代の日本では、
自国の農業と輸出の花形であった自動車産業に関してアメリカと DEAL を行い、
自動車の輸出を人身御供に捧げて自民党の票田を守った、
という経緯があります。
少し穿ち過ぎな見方かも知れませんが・・・。

基本、自国の農業を保護するのはどこの国でも行われているようで、
フランスなどでは少しでも農業従事者に不利益な政策が打ち出されると
たちまちトラクターの大行進が始まるのが恒例行事となっております WWW。
農産物を輸出する側もまたしばしば巨額の subsidy 、補助金を拠出して、
政府が輸出の後押しをしたりします。

こういう形で貿易がどんどん複雑化~政治化し、
本来、品質や価格で競争すべきものが各国政府の思惑で歪められてしまうので、
基本的には自由貿易でやっていきませう!とみんなで決めたはずなんですが、
やはり国益という概念が頭をもたげ、
本当に国益を守るためなのか単なるプライドの問題なのかは知りませぬが、
日本スチールの買収ばなしをひっくり返すなど、
いわゆる「政治」が「自由貿易主義」にどんどん関与しつつあるのが現状です。
ま、企業買収は貿易とは少しニュアンスが異なりますが・・・。

で、トランプ氏の関税政策を見ていて思うのですが、
アメリカは、
戦後一貫して強大な国家であるとともに
世界で最も寛大な国である
とのイメージを世界中にばらまいてきたわけです。
その寛大さが行き過ぎたあまりに各種の問題が噴出し、
これを是正するための強力な武器の一つとして関税政策がある、
という見方もできるかと思います。
たぶんトランプ本人ならびに彼の取り巻き連は、
そのように考えているのだと思います。

けれども、例えば不法移民問題などを考えても、
不法移民は文字通り「不法」なのですから
さっさと法に基づいて対処すればヨロシイだけで、
これに対してやれ人権がどーのこーのと騒ぐヤカラは無視して
粛々と対処すればよいわけで、
これに「オドシ」として関税を絡めるのは「悪手」だと思います。
「実際にコロンビアに関税のオドシをかけたから、
連中は自国の不法移民の強制返還を受け入れたではないか!」
と言われるでしょうが、
不法移民と貿易協定とは全く関係のない問題であるのは明らかで、
これをリンクさせる行為自体が、
戦後一貫して我々が抱いていた
寛大な国アメリカ、理想の国アメリカ、
より平たく言えば、
強くて正しくて公平な国、それがアメリカ!
というイメージを大きく毀損する行為である、
とは言えるかと思います。
もちろんそのようなイメージは
独りよがりの単純素朴な幻想に過ぎなかっただけなのかも知れませぬが・・・。

本日より発動予定の上記三か国に対する関税も、
「フェンタニルの乱入に対する処置だ!」との説明がなされてますが、
単なる口実にしか聞こえませぬ・・・。
そもそもがフェンタニルを乱用する自国民に問題があるわけですし、
トランプに保険福祉省長官に任命されたロバート・F・ケネディ・ジュニア、
例の JFK の甥っ子に当たりますが、
彼なんぞは薬物中毒に彩られたヤバイ過去を有するオトコです。
オバマ政権時に駐日大使であったキャロライン・ケネディ氏、
JFK の長女ですが、
R・F・K・J の過去についてあからさまに暴露してます。
アメリカの保険福祉省は日本の厚労省にあたる組織ですが、
トランプ氏は、
薬物中毒者にして反ワクチンを唱えていたオトコを
薬物~医薬品を国家レベルで管理する省の長官に指名した、
というわけです WWWWWWWWW。

アメリカは全ての意味において「大国」なので、
単純に貿易だけで成り立っている国ではありません。
貿易が赤字であったとしても、全体の GDP は膨大なものです。
就中、今を時めく情報産業に関しては、揺るがぬ地位を保っているわけです。
DeepSeek ショックがあったけど・・・。

それがなぜ貿易不均衡に対してここまで敏感になっているのか、
センセのようなグローバルとは程遠い、
田舎暮らしのオトコにはよう分かりませぬだよ・・・。

次回もトランプの予定。
彼をネタにして話し出したら止まりませぬ WWWWWWWWW。